キャタピラー社が創業100周年を記念した出展「CSPI-EXPO」に参加

キャタピラー社の歴史と未来を探る



キャタピラー社は1910年の創立以来、建設業界の先端を走り続けており、2024年の売上高は648億ドルに達する見込みです。今年、キャタピラーは創業100周年を迎え、その節目を記念して「第7回国際 建設・測量展(CSPI-EXPO)」に出展します。展覧会は2024年6月18日から21日まで、千葉県幕張メッセで開催され、多くの業界関係者が集まります。

今回の展覧会のテーマは『繋ぐ未来へ、次の100年へ。』であり、これまでの伝統を大切にしつつ、未来の建設業を支える革新的な技術や製品を紹介します。特に目を引くのは、創業時のマシンの色を再現したグレー色の100周年記念モデルとして展示される油圧ショベル Cat 320やブルドーザ Cat D1です。これらの機械を通じて、キャタピラーの長い歴史を体感していただけます。

先進のデジタル技術


現代の建設現場は、効率性や安全性が求められる中で,新たなデジタルソリューションが不可欠です。その中でも特に注目されるのが、遠隔操作機能を持つ「Cat® Command」技術です。この技術は、建設機械を事務所など離れた場所から操作できるもので、業務の省人化や作業の効率向上に寄与します。今回のデモンストレーションでは、油圧ショベルやブルドーザだけでなく、国内初となるホイールローダの遠隔操作も実演されます。

「Cat Command ステーション」では、特に今までにない新しいトライアルとして、複数の建機を同時に操作する方法を披露します。建設現場だけでなく砂利や砕石現場などでも有用なこの技術は、オペレータの労力を軽減しつつ、作業効率を大幅に引き上げる可能性を秘めています。

現場での効率向上


また、屋外ブースでは省人化建設機械の新たな提案が行われます。油圧ショベルCat 315はチルトローテータを装備し、より柔軟な動作を実現。また、スキッドステアローダCat 265にはスマートグレーダブレードを装着し、整地作業の効率化を目指します。これらの技術は、現場のニーズに応じた複数の作業を同時にこなすことができ、利用者の作業時間を大幅に短縮します。

デジタルで見える未来


さらに、現場の状況を視覚化し、管理をサポートするデジタルソリューション「VisionLink®」も提案されています。このシステムでは、機械の稼働状況や点検履歴、燃費などの情報を一元管理でき、運用の効率化が図れます。

加えて、汎用小旋回油圧ショベル「Cat 325 (Reduced Radius)」や、過去27年にわたって稼働してきたマシンを再生するリビルドのプロセスが実演され、長寿命と持続可能性を訴求します。さらに、ファイナンスソリューションも展示され、顧客に対するサポート体制の充実が強調されます。

ブースの情報


CSPI-EXPOの期間中、キャタピラーのブースに訪れることで、これらの革新技術や製品の実物を見ることができます。屋内のブースは展示ホール2の05-91、屋外ブースは屋外展示場OD-21に位置していますので、ぜひお立ち寄りください。

キャタピラー社の革新と挑戦の姿勢を感じ取ることができる貴重な機会となります。お客様の持続可能な未来への歩みをともに支援し、新たなビジョンを掲げるキャタピラー社の展覧会をお見逃しなく。

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