次世代リーダー育成の新戦略、サクセッションとHRBPの接点
一般社団法人プロティアン・キャリア協会では、キャリア開発や人材育成において重要なテーマとして「次世代リーダー育成」を掲げています。このたび、2026年5月11日に開催されたセミナー「次世代リーダーは“見える化”できる!CHROが語るデータで進化するサクセッション戦略とHRBPの役割」のアーカイブ配信が開始されました。今回のセミナーでは、いすゞ自動車の元CHRO、有沢正人氏を迎え、意志ある個人の能力を育てる新たなアプローチが紹介されました。
サクセッションとHRBPの役割
このセミナーでは、従来の「会社が決めた後継者リスト」に依存せず、個々の「やりたい」という意欲を中心に据えたサクセッションプランが強調されました。これにより、組織は個人のキャリア成長を促し、持続可能なビジネス環境を築くことができます。特に強調されたのは、社長になりたくない人に社長を押し付けることが「拷問」となり、むしろ双方がWin-Winの関係を築くことが重要であるという点です。
客観性の重要性
また、個人の評価が感覚や相性に依存すると、信頼関係を損なう可能性があります。そのため、外部アセスメントや定量的データを駆使し、客観性を重視するアプローチが求められます。こうした評価基準を採用することで、若手社員は自身の立ち位置を正確に把握し、成長の方向性を見出せる環境作りが実現できます。
介在の力と組織文化の変革
優れたサクセッションプランは、現場リーダーの介在無しには機能しません。HRBP(ヒューマンリソースビジネスパートナー)の役割は、ただ人事施策を実行するだけに留まらず、事業戦略と人事戦略を連携させ、エンゲージメントを高めることです。リーダーがメンバーの成長を自分事として受け止めることで、持続可能な組織文化の形成が期待されます。
自律的な関係性の構築
人的資本を「コスト」とみなすのではなく、「投資」と捉えることが、人的資本経営の根幹です。組織が個人のキャリア自律を支援することで、自然と自律的な行動変革が促進されます。これは、組織のパフォーマンスを最大化しつつ、個人のキャリア形成にもプラスの影響を及ぼすと考えられています。
まとめ
このセミナーの内容は、次世代リーダーの育成において新しい視点やアプローチを提供する貴重な機会です。関心のある方は、ぜひアーカイブを視聴し、次世代リーダー育成の新たな可能性を探求してみてはいかがでしょうか。無料のアーカイブ視聴は、
こちらからアクセスできます。
セミナーでは、トップリーダーのキャリアビジョンをいかに具現化していくかが大きなテーマとなりました。有沢氏は、これまでのキャリアで培った経験を通じ、どのように次世代リーダーを育てるのか、その実践的な知見をシェアしています。今後も、このようなセミナーを通じて、キャリア開発の新しいアプローチが模索されることでしょう。