エスプールブルードットグリーンがJ-クレジット制度を東北で普及促進支援

エスプールブルードットグリーンの支援活動

株式会社エスプールブルードットグリーン（東京都千代田区、代表取締役社長八林公平）は、東北経済産業局からの委託を受け、令和7年度の「国内温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度実施事業費」に基づいて、J-クレジット制度の普及促進を支援する事業を開始しました。

J-クレジット制度とは？

J-クレジット制度は、中小企業などが再生可能エネルギーや省エネ設備を導入し、森林の適切な管理を行うことで、温室効果ガスの排出削減や吸収を国が認証する制度です。特に近年、温暖化の影響が顕著になる中、企業や自治体から制度への関心が急速に高まっています。このため、J-クレジットの供給量を増やすニーズが強くなっていますが、実際の登録や認証にはいくつかの課題が存在しています。

課題の背景

企業がJ-クレジット制度を積極的に活用しようとする一方で、関わる事業計画が立てづらい現実があります。それは、売却益を見込みづらいことや、認証に至るまでのモニタリング期間、さらにはその過程に付随する追加作業が精神的な負担になるためです。このような問題が登録を躊躇させ、未認証のまま放置される例も多く見られます。

このような課題を解決し、東北地域のJ-クレジットの登録を促進する一環として、エスプールブルードットグリーンは支援メニューを用意しました。

実施内容

エスプールブルードットグリーンが提供する支援内容は以下の通りです：

1. J-クレジットに関する相談対応
J-クレジットの創出や活用法についての質問を受け付ける窓口を設置しています。これにより、関心を持つ企業や個人は具体的な情報を得ることが可能です。

2. プロジェクト登録支援
J-クレジット制度に基づくプロジェクトの登録を円滑に行うためのサポートを行っています。登録の手続きや必要な書類の作成に関するアドバイスを提供し、スムーズな進行をお手伝いします。

3. 認証支援
登録済みのプロジェクトで認証を受けた実績がない場合に、認証申請をサポートします。具体的には、認証手続きに必要な情報の提供やモニタリングに関するデータ説明を行い、プロジェクトができるだけ早く認証を得られるよう助けます。

エスプールブルードットグリーンの実績

エスプールブルードットグリーンは、これまでに多くの自治体や企業に対し、クレジットの創出や活用に関する支援を行ってきた実績があります。累計600社の企業と関わりを持ち、サステナビリティ経営に向けたトータルサポートを提供しています。特に、カーボン・クレジットの創出や、温室効果ガス排出量の算定、さらにはTCFDなどのサステナビリティ関連情報の開示支援といった幅広い活動が挙げられます。

このような取り組みが、今後の経済活動や環境意識の向上に寄与することが期待されています。