市場の課題解決に挑む高校生たちの姿
2025年に東京ビッグサイトで開催される「FOODEX JAPAN 2025」にて、高校生が持つ新たな視点と具体的なアクションが注目されます。この重要な国際食品・飲料展において、彼らは横浜市中央卸売市場のブースを盛り上げる役割を担います。主催は一般社団法人海と食文化フォーラムで、高校生自身が市場の課題解決に取り組む「市場の学校プロジェクト」の一環として活動しています。
このプロジェクトの目的は、地域の食文化を継承しつつ、次世代の食の未来を切り開くこと。若い世代にとって、市場はただの商取引の場ではなく、文化や環境を学ぶ貴重なフィールドとしても機能しています。
FOODEX JAPANとは?
FOODEX JAPANは、日本やアジアと世界を繋ぐ国際的な食品・飲料の展示会であり、アジア最大級の規模を誇ります。食品界における新たな価値を創造するために、毎年多数の関係者がここに集います。今年度は50回目の開催となり、90カ国以上から約8万人が来場予定。このイベントは、最新の食トレンドを体験する貴重な場として進化し続けています。
高校生が創り上げたPRツール
高校生たちは事前に横浜市中央卸売市場を周り、6店舗の特色や強みを把握しました。そして、これらの情報を基にして作成したチラシやPOPを通じて、来場者にそれぞれの店舗の魅力を直接伝えました。特に海外来場者向けに英語版のPRツールも用意し、グローバルな視点を取り入れています。高い英語力を活かし、英語での会話も行うシーンが多く見られ、若者の新たな可能性を感じさせました。
高校生のアイデアが光るブース展示
作成されたPOPは、高校生の創造性と温かみが感じられる仕上がりです。それぞれの仲卸業者に色づけられた個性が映し出され、来場者の目を惹きました。ブースの活気が増し、来場者も自然と足を止めやすくなったという証言が多く寄せられています。
参加店舗の喜びの声
参加した店舗からは、高校生が積極的に声をかけてくれたおかげで、ブースの注目度が高まり、商談件数が増加したという声が多く聞かれました。「生の高校生の声かけでブースが賑やかになり、商談も進めやすかった」と言った感想が多数寄せられています。また、英語での対応も高く評価されています。
高校生が感じた自身の成長
参加した高校生たちにとって、この経験はただのプロジェクト以上のものでした。「大人のビジネスの世界に入り、責任感をもって取り組む必要があるという緊張感を感じた。」また、「実際に市場で働く人との連携を通して、新たな課題の発見につながった」と語っています。実地体験を通じて、彼らはビジネスのリアルさを体感し、次世代のリーダーとしての自覚を芽生えさせるきっかけとなったのです。
このプロジェクトは2025年度まで続き、関東近郊の高校生からの参加を常に募集しています。海の問題解決のため、次世代を担う高校生たちがこの重要なプロジェクトに関わることによって、食文化や環境に対する理解を深め、社会に貢献することを目指しています。
参加申し込み
興味のある高校や団体は、公式サイトからお申し込みが可能です。フィールドワークを通じて、真に学び続ける場を提供します。詳細は公式ホームページをご覧ください。参加の締切は2025年3月31日。次世代のクリエイターとしてご応募お待ちしています。