新型シンセサイザー登場
2025-12-17 17:19:22

アンリツの新型小型シンセサイザーEcoSyn™ Liteが業界のスタンダードを変える

アンリツが革新をもたらす新型シンセサイザーEcoSyn™ Lite



アンリツ株式会社は、最新のマイクロ波シンセサイザー「EcoSyn™ Lite MG36021A」を発表しました。この小型デバイスは、周波数範囲10 MHzから20 GHzに対応し、高性能なコンパクトサイズが特長です。

コンパクトな性能



サイズはわずか10センチ×10センチ×2センチでありながら、業界でもトップレベルの位相雑音性能を誇る-126 dBc/Hzを達成。これにより、スペースに制約のある設計の中でも、求められる高性能を実現しています。また、SCPIおよびQuickSynのネイティブコマンドをサポートしており、リモート制御や自動化プログラムの開発も簡単です。

ハイエンドな信号品質



信号の安定性を示す指標である位相雑音性能について、10 GHzの信号での測定が行われた結果、中心から10 kHz離れた位置での数値は-126 dBc/Hz。ベンチトップ型信号発生器に匹敵する性能が担保されています。また、非高調波スプリアス特性も-60 dBcと、高速信号処理を必要とするシステムでの使用にも対応可能です。さらに、20 GHzでの出力も+18 dBmという高出力を実現しており、アップコンバータやダウンコンバータ用の基準信号源としても期待されています。

超高速な周波数切り替え



特筆すべきは、周波数切り替え速度が50 μs未満という点です。この高速性が、ATE(自動試験装置)やレーダー試験、さらには複数周波数のアンテナ試験において試験時間を短縮させ、効率的なサポートを提供します。これにより、テストコストを削減することが可能です。

幅広い用途



EcoSyn™ Liteは以下の市場や用途に特に有効です。ミリ波とテラヘルツ技術を使った通信、計測、衛星通信、物体の非破壊確認など、様々な分野で活用が見込まれています。

  • - RF/マイクロ波送信機における基準信号源(LO)としての利用
  • - 自動試験装置(ATE)での活用
  • - レーダー断面積(RCS)測定に
  • - 医療診断や空港での衣服透過検査、物体内部構造の非破壊確認におけるイメージング技術

このように、アンリツは次世代ミリ波・テラヘルツ通信や計測を通じて技術革新に寄与していくことを目指しています。

製品の詳細については、公式Facebookページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。 アンリツのFacebookページ


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