横浜の地域貢献が生んだ成果
横浜市にある株式会社横浜スカイビルが、ジャパンラグビーリーグワンに所属する横浜キヤノンイーグルスと協力し、障がい者の雇用創出を目指す「ブックリサイクルプロジェクト」に取り組んでいます。この活動は、家庭で不要になった本を回収し、障がいのある方々の自立支援につなげる重要な取り組みです。昨年度に開始され、2024-25シーズンにおいて、その成績が大変好調であったことが報告されています。
実績報告
2024-25シーズンの終了時、横浜スカイビルは合計4,835冊の本を回収することができ、前年と比べて501%の伸びをみせました。この成果を多くの方々のご協力によるものと感謝の意を述べています。
ブックリサイクルプロジェクトは、収集した本を一般社団法人ワーキングバリアフリーに寄付し、同法人が回収した本を障がい者就業支援施設で仕分け・検品・梱包し、再流通させる仕組みです。売上の一部は障がい者支援に還元されるため、単なるリサイクル活動にとどまらず、社会全体への貢献に繋がっています。
また、今回のプロジェクトでは、横浜市内で多くの福祉事業を展開している特定非営利活動法人でっかいそらに仕分けおよび発送作業を委託し、地域社会の福祉向上を図っています。
具体的な回収実績
横浜キヤノンイーグルスの試合会場において、2024年12月22日の東芝ブレイブルーパス東京戦を皮切りに、様々な試合日で合計2,204冊の本が回収されました。これには1月11日の静岡ブルーレヴズ戦や、三菱重工相模原ダイナボアーズ、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦などが含まれています。
また、スカイビル館内の回収ボックスでは、2024年12月22日から2025年5月31日までの期間に、合計2,631冊の本が集められました。この活動は、1階のYCAT第1ロビー前に設置されたボックスを利用し、地域の皆様に広く呼びかけました。さらに、2025年3月22日と23日には特別な回収イベントも実施され、多くの方々に参加していただきました。
地域貢献を目指す企業の姿勢
横浜スカイビルの代表取締役社長、水村慎也氏は、「地域の活性化を支援し、地域経済に貢献することが我々の使命です。このプロジェクトを通じて、より多くの方々に支援の輪が広がることを望んでいます」と語っています。
このように、横浜スカイビルは地域に根ざした活動を通じて、所々で見られる社会的課題の解決に努めています。これからも地域社会にとって大切な企業として、様々なプロジェクトに取り組んでいくことでしょう。横浜に住む私たちも、この取り組みを通じて、より良い社会を築く一助となりたいものですね。
会社概要
株式会社横浜スカイビルは、1961年に設立され、横浜市西区に位置する大型複合ビルの運営を行っています。その活動は地域貢献にフォーカスし、横浜の魅力をさらに高めるために日々努力を重ねています。公式ホームページも要チェックです。
スカイビル公式サイト