ファミリーマートのCO2対策
2025-06-05 15:13:22

ファミリーマートが2030年までにCO2削減目標を強化

ファミリーマートが目指す2040年までのCO2削減



ファミリーマートは、環境問題への取り組みを一層強化し、2030年までに2017年度比で30%のCO2排出量削減を目指しています。これに向けて、同社は物流配送における排出削減を積極的に進めています。

AIによる配送の最適化


ファミリーマートは、AIを駆使した配送シミュレーターを導入し、配送コースの設定を行っています。2022年10月からは弁当やサンドイッチなどの定温配送に適用し、2023年10月からは冷凍食品、さらには2024年6月からは常温配送にも拡大していく予定です。この取り組みにより、配送ルートの見直しが進み、配送車両の台数は約10%削減されると見込まれています。

実際に、これまでのデータによりますと、配送にかかる走行距離は2017年度比で約5,300万キロ(約20%)の削減を達成しました。

環境に優しい配送車両の導入


ファミリーマートでは配送車両のクリーンディーゼルへの入れ替えを進めており、2019年9月からは排出ガス規制をクリアしたクリーンディーゼル車両を導入しています。2025年2月末までに約2,300台の車両が更新される予定です。

さらに、2021年11月からはFC(燃料電池)小型トラックの導入も始まり、2025年5月には合計17台が運行に成功しています。この取り組みは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けたもので、環境への配慮が一層強化されています。

また、リニューアブルディーゼルの使用を開始し、軽油の代替として配送システムに組み込むことにも力を入れています。

共同配送の取り組み


さらに、ファミリーマートは他の企業との連携を強化し、新たな配送手法を模索しています。2024年2月からは、コカ・コーラ ボトラーズジャパンとの協業が始まり、神奈川県海老名市や厚木市エリアにおける配送での車両の共同利用を行っています。これにより、車両の効率的な運用が期待され、排出削減を実現する狙いがあります。

持続可能な社会に向けて


ファミリーマートは、今後もさらなる取り組みを続け、物流配送におけるCO2排出削減を促進していきます。具体的には、配送コースの効率化や環境配慮型車両の導入、異業種との協業、配送頻度の見直しなど、持続可能な社会の実現に向けての努力を惜しみません。

ファミリーマートは、環境負荷の低減に向けた活動に積極的に取り組みながら、持続可能なビジネスモデルの構築に貢献していく所存です。私たちの日常に欠かせないサービスを提供する一方で、地球環境にも配慮した運営を行うことが、今後の社会にとって重要な課題であると認識しています。


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