未来の産業を支える「EMA シリーズ」登場
2026年4月21日、ドイツのハノーバーで開催されるハノーバーメッセにおいて、シェフラーが新型電動リニアアクチュエーター「EMAシリーズ」の「EMA‑50」と「EMA‑60」を初披露します。このモデルは、1〜2トンの動的負荷に対応できるコンパクト設計となっており、産業オートメーションやマテリアルハンドリングの分野での新たな可能性を拓く製品です。
この「EMAシリーズ」は、従来の油圧・空圧シリンダーに代わる高出力密度のアクチュエーターとして設計されています。これにより、省エネルギーでオイルフリー、かつ低メンテナンスで動作することが可能となり、多様な産業用途に対応します。
高性能アクチュエーターの進化
シェフラーの「EMAシリーズ」は、既存モデルである「EMA‑80」と「EMA‑100」に加え、新しい「EMA‑50」と「EMA‑60」が登場し、さらに強化された性能を実現しています。この拡充により、建設機械からプラスチック産業、食品産業まで、幅広いニーズに応えることが可能となっています。特に、自律走行フォークリフトやモジュール式イントラロジスティクスシステムにおいても、その効果が発揮され、効率的な運用が期待されます。
シェフラーの担当者、アンドレアス・シャフナー氏は、「EMAシリーズの開発は、動的負荷レンジを細分化し、過剰仕様を回避することを目的としています。このため、各製品に適した電動アクチュエーターを選定することが容易になり、コストと性能の最適化を図ることができるのです」とコメントしています。
サイズと設計の自由度
「EMA‑50」は直径わずか50mm、「EMA‑60」も65mmというコンパクトなサイズを実現し、設置スペースが限られる用途でも大きな利点を持っています。また、3種類のギア比を選択することで、顧客のニーズに応じた力や速度の調整が可能になります。さらには、アダプターを介して標準モーターを接続でき、好みのモーターメーカーを自由選択することができる柔軟性も特徴です。
新たな駆動ソリューション
低コストかつ高性能を両立するために、シェフラーは低いギア比のタイミングベルト式ドライブの開発にも取り組んでいます。これにより、高い直線速度を実現すると同時に、シミュレーター向けの駆動ソリューションとしても展開されることが期待されます。
従来の技術にとらわれず、新たなアプローチを模索するシェフラーの「EMAシリーズ」は、産業の未来を先導する革新的な技術となることでしょう。サステナブルな社会を目指す中、私たちの産業界において、電動化の波はますます進行していくことが予測されます。ハノーバーメッセでのデビューを楽しみにしましょう。