第2回「人・自然・生命」シンポジウムの詳細
2025年11月28日、東京のイイノホールにて開催予定の第2回「人・自然・生命」シンポジウム。このイベントは、日本人の自然観に焦点を当て、古来の価値観や心のあり方を再考するための重要な機会となります。
シンポジウムのテーマと目的
今回のシンポジウムのテーマは「日本人の忘れ物~日本人の自然観~」。日本人は古来より、自然を畏れ、敬い、またその中で生きることを大切にしてきました。二十四節気や七十二候といった日本特有の暦が証明するように、光や空気、水の変化を敏感に感じ取り、季節ごとの動植物の特徴を観察してきたのです。これらの感性は、伝統野菜や園芸、華道、茶道、和歌、俳句など日本文化の根幹にもなっています。
しかしながら、西欧化が進む中で、そんな価値観は薄れつつあります。このシンポジウムを通じて、失われたものを見つめ直し、次世代に引き継いでいくための道筋を探ります。
基調講演とパネルディスカッション
シンポジウムは午後1時からスタートし、まずは基調講演が行われます。あん・まくどなるど教授(上智大学)と、落合陽一氏(メディアアーティスト)による講演があり、それぞれの視点から日本人の自然観についてお話しいただきます。
基調講演に続いて、パネルディスカッションが行われます。コーディネーターはGREEN×EXPOラボのチェアパーソン涌井史郎氏が担当します。パネリストには、基調講演をしていただくお二人の他、柊家六代目女将の西村明美氏、一般財団法人進化生物学研究所の理事長兼所長である湯浅浩史氏が参加します。多角的な視点から日本の自然観を深く掘り下げていきます。
参加方法と開催概要
参加費は無料ですが、事前登録が必要です。定員は400名となっており、定員に達し次第、申し込みの受付を終了します。興味のある方は、ぜひ早めに申し込みを行うことをおすすめします。
お申し込みは、GREEN×EXPO協会のウェブサイトで行えます。特に、個人情報は適切に管理され、今後のイベント案内にも使用される可能性がありますが、安心してご登録ください。
おわりに
このシンポジウムを通じて、参加者同士が日本人の自然観について共に考え、議論を深めていくことが期待されます。未来の自然と人との共生を考えるための貴重な場です。ぜひ足をお運びいただき、日本の自然観を再発見してみませんか?