親子で学ぶ水族館
2025-06-25 14:42:55

新江ノ島水族館で親子で学べる特別セミナーに参加しよう!

親子で学ぼう!新江ノ島水族館の特別セミナー



今年の夏休み前、新江ノ島水族館では、親子参加型の特別セミナー「親子で学ぼう!おさかなと人間の“ケガ”セミナー2025」が開催されました。ニチバン株式会社が提供するこのイベントには、61名の親子が参加し、魚のケアから人間の傷の治療法まで、さまざまなことを学ぶ貴重な機会となりました。

水族館の裏側を体験!



このイベントは今年で2回目となり、参加者は閉館後の水族館のバックヤードを特別に見学することができました。普段は見ることのできない水族館の裏側で、魚たちがどのように管理されているのかを知るためのツアーです。飼育スタッフが案内し、魚が水族館に来るまでのプロセスや、日々の健康管理について詳しく説明されました。

例えば、海からやってきた魚は検疫を行い病気の有無を確認した後、館内で与えられるエサに慣らす必要があります。また、負傷した魚も専用の治療水槽で治療を受け、復活を待つとのこと。このような特別な体験を通じて、参加者は、魚のケアが人間の治療方法にも通じることを理解し、命を支える配慮や工夫を知ることができました。

「モイストヒーリング」で傷の手当てを学ぶ



ツアーの後は、相模湾大水槽の前で実施されたセミナーに参加しました。ここではニチバンの担当者が「モイストヒーリング(湿潤療法)」を紹介。ケガをした際に、傷口から出る体液には、キズを早く治す成分が含まれていることが説明され、正しい傷の手当て方法も学びました。具体的には、
1. 水道水でしっかり洗う
2. 血を止める
3. 絆創膏で覆ってキズ口を守る
という基本的な手順が紹介され、多くの参加者が「今まで消毒していたが、まず洗うことが大事だと知って驚きました」と感想を述べました。

魚のケガと治療法はどのように?



セミナーの後半では、新江ノ島水族館の飼育スタッフが登場し、魚のケガの治療法について詳しく解説してくれました。特に、最近水族館に来た「ムツ」という魚がどのようなプロセスを経て展示に至るかを具体例をもとにお話ししました。

「ムツは最初、食欲がなくて、特殊な管を使ってエサを胃に送り込むという方法を試みました。その後、他の魚と一緒の水槽に入っていた際に、ウツボに噛まれてケガを負いました。キズ口には消毒剤を塗布して、飼育水の衛生管理を徹底しています」と担当者。こうした魚のケアは、世界的にも貴重な知識であり、子どもたちにとっても興味深い内容でした。

夏の海での危険生物について



さらに、イベントのクロストークでは、飼育スタッフが海岸でよく見られる「危険な生き物ベスト3」を紹介しました。青い風船のような見た目ながら強い毒を持つ「カツオノエボシ」や、かわいらしい模様が見えつつも致命的な毒を持つ「ヒョウモンダコ」、そして透明で強い痛みを伴う「アンドンクラゲ」など、多くの海の生物がどれだけ危険かを理解し、注意することが呼びかけられました。

楽しい夏を安全に過ごすために



また、夏に海に行く際のケガ対策や、持っていくべきアイテムも紹介されました。安全なマリンシューズを履くことや、傷の手当てに必要な「ケアリーヴTM治す力TM」の絆創膏を持参することがすすめられ、参加者は実際に知識を身につけることができました。ニチバンが展開する「ケアリーヴTM」シリーズは、日常の小さな傷にトップクラスの効果をもたらし、安心して遊びや体験を楽しむための道具として親しまれています。

参加者の自由な表現も



参加者は自由に魚を描いたり、魚型の紙皿をデザインするアクティビティも楽しみました。「タコ」や「チンアナゴ」など、各々の創造力を発揮し、盛り上がりを見せました。

このような「親子で学ぼう!」セミナーは、子どもたちにとって今後の学びや遊びに役立てる良い機会であったことでしょう。今後もニチバンと新江ノ島水族館が協力し、このようなイベントを継続していくことへの期待が高まります。


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