株式会社タシロ:町工場の挑戦と未来
神奈川県平塚市に本社を置く株式会社タシロは、2026年4月に創業60周年を迎えるにあたり、これまでの歩みを振り返りながら、町工場の社会的役割とその重要性を訴えています。自動車部品からスタートした同社は、精密板金加工に特化し、持続可能な未来を見据えた取り組みを続けてきました。
町工場の重要性とその影響
町工場という言葉は、軽視されがちですが、日本経済にとっては欠かせない存在です。特に、町工場が縮小すると、以下のような社会的影響が考えられます:
- - 部品の輸入依存によるコストの上昇
- - 基幹産業ことなる自動車・電機産業への打撃
- - 地域雇用の減少
- - 技術力の低下
これらの問題が連鎖的に発生する中で、町工場は単なる下請けではなく、製造業を支える基盤そのものとされています。特に、現代の製造業では人手不足が進み、町工場が安定的に機能するためには、自らの改革が求められています。
タシロの挑戦の歴史
創業当初からタシロは「変化」に挑んできました。以下はその主な出来事です:
- - 1966年: 自動車販売・修理業からのスタート
- - 1968年: 自動車部品の溶接・プレス加工を開始
- - 1991年: 精密板金加工へ転換
- - 2004年: ISO9001を取得
- - 2019年: 高出力レーザー導入
- - 2022年: ギフト・ショーにてグランプリを受賞
このような進化は、ただ単に事業を拡大するだけでなく、時代のニーズに応じて新しい挑戦を常に続けてきた証でしょう。
町工場を人気就職先にするための取り組み
タシロでは、町工場を稼げる職場にするために若手人材を意識した深い改革を進めています。具体的には、約80%を占める社員が20代の若い組織を活かし、以下の取り組みを行っています:
- - MVP表彰制度による社員功績の称賛
- - スキル向上を促進するための支援施策
- - 風通しの良い観光と文化の育成
- - 自社商品開発への参加機会の提供
こうした環境作りは、町工場を「ただ働く場所」とは異なる、「挑戦したい」と思える職場へと変えていくことを目指しています。特に、自社開発の「3WAYピザ窯」が受賞した実績は、この取り組みの成果ともいえるでしょう。この商品は、社長と彼の友人のキャンプ好きなアイデアから生まれたものであり、地域とともに新たな価値が生み出されています。
共創型ものづくりの未来
タシロは現在、従来型の受託型から脱却し、異業種との連携を進める「共創型ものづくり」を推進しています。これにより、町工場単独では実現できなかった新製品やサービスが生まれています。タシロは、技術だけでなく、異なる業界とコラボレーションをする「つなぐ力」を強みに、町工場のイメージを刷新しようとしています。
最後に
代表の田城功揮氏は、「町工場は衰退産業ではなく、挑戦次第で未来を創れる産業である」と語ります。この言葉が示すように、タシロは町工場の可能性を信じ、今後も挑戦を続けていくことを再確認しています。60周年を機に、「共創」をテーマにさらなる発展を目指すタシロの飛躍に、是非ご期待ください。
新WEBサイト
また、60周年を機にタシロのホームページもリニューアルされ、町工場の魅力や働く環境の情報を強化しています。詳細は
こちら でご覧ください。