横浜人形の家で特別展 "たたかいと人形" が開催します
2025年4月19日から7月21日までの期間、横浜人形の家では思いを凝縮した特別展「たたかいと人形」が行われます。この展示は太平洋戦争の終結から80年を迎える節目の年に行われることもあり、人形の持つ歴史的な意義を見つめ直す良い機会です。
人形の役割と歴史
人形は古くから、病や災害に対抗するための護符としての役割を担ってきました。また、多くの人々が戦の中でも「武運」を祈り、親友への思いや願いを込めて人形を制作した事例もあります。しかし同時に、戦争の影響により自由な創作が制限されたこともあったのです。そうした歴史の中で、日常生活の中でも身近な存在である人形たちが、どのような姿を見せてきたのかを追いかけます。
展示の見どころ
展示会では、様々な引き立てられた人形をご紹介します。天児やひな人形、ソックモンキー、さらに慰問人形や戦時中に作られた軍人人形などが展示され、来場者はそれぞれの人形が持つ背景に思いを馳せることができるでしょう。また、国策紙芝居や初公開の「日満親善人形」もお目見えします。これらの展示品は、戦火の中でも人々の心を繋げようとしていた人形たちの存在を浮き彫りにします。
参加型イベントも多数
さらに、来場者が積極的に参加できるイベントも計画されています。たとえば、4月20日や5月17日などには、学芸員によるギャラリートークが実施され、展示内容についての解説を受けることができます。参加は無料で、予約も不要です。
特別なワークショップとしては、「ウクライナのモタンカ人形をつくろう」が6月14日に開催されます。ウクライナの伝統的なお守り人形を一緒に作る体験ができるので、家族や友人と一緒にぜひ参加してみてください。
詳細情報
- - 会期: 2025年4月19日(土)~7月21日(月祝)
- - 開館時間: 9:30~17:00(最終受付:16:30)
- - 会場: 横浜人形の家2階多目的室
- - 観覧料: 大人700円、小中学生350円(入館料込み)
- - 休館日: 祝日を除く毎週月曜日、5月7日(水)
人形を通じて人々の生活や歴史、戦争の中での心の叫びを感じ取る、この特別な展覧会にぜひとも足を運んでみてください。あなたの心に何か響くものがあるはずです。