ユニバーサル・スタジオ近隣に誕生するトリプルブランドホテル
大阪市此花区に新しいホテルが誕生します。IHGホテルズ&リゾーツがユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に隣接した場所に、3つの異なるホテルブランドを集約した施設を建設することが決まりました。このプロジェクトは、同社が国内で手がける初のトリプルブランドホテルプロジェクトとなります。
ホテルの特徴
この新しいホテルには、インターコンチネンタル、キンプトン、ホリデイ・インリゾートの3つのブランドが設置され、合計817室の客室が提供される予定です。また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルホテルとしての地位を持ち、アジア最大のテーマパークへのアクセスも非常に良好です。夢洲に誕生する新しい統合型リゾート(IR)にも近く、ボートや車で10分程度の距離です。
ホテルの具体的な内容
- - インターコンチネンタルホテルは、244室を有し、オールデイダイニング、ロビーバー、フィットネスジム、屋上プールなどの設備を完備。
- - キンプトンホテルは246室で、ルーフトップのスペシャリティレストランやデリ、屋内プールが特徴です。
- - ホリデイ・インリゾートは327室を備えており、ファミリー向けにキッズクラブやゲームルームを設けています。
本プロジェクトの最大の魅力は、多様なニーズに応えられる今回は発表された3つのブランドの特性にあります。世界中の旅行者が楽しめるエンターテイメント施設が周辺にあるため、ビジネスや観光で訪れる方々にとって非常に便利です。
グローバルな拡大戦略
IHGは、アジアの重要な市場においてさらなる成長を目指しています。このホテルの開発は、その一環として位置づけられています。IHGの日本法人のCEO、アビジェイ・サンディリア氏は、同プロジェクトの意義を強調し、「IHGとしての存在感を高めることに期待しています」と述べています。
鹿島建設とのパートナーシップ
このプロジェクトは、鹿島建設をはじめとする4社の共同出資によって進行しており、鹿島建設の開発部門の責任者である市橋克典氏も、この活動への期待を寄せています。「IHGとのパートナーシップは、大阪に新たな魅力をもたらす」と述べました。
大阪の観光地としての魅力
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、エンターテイメント界における重要なランドマークであり、多くの観光客が訪れます。そのため、新しいホテルは観光プランの重要な一部になることでしょう。施設周辺では、新しいインフラ整備が進行中で、JR桜島線の延伸や新フェリーターミナルの開設が期待されています。これにより、交通の便が一層向上し、訪れる旅行者の利便性が高まること間違いなしです。
総括
このトリプルブランドホテルは、家族連れ、カップル、一人旅の方々にも魅力的な宿泊先となるでしょう。また、大阪市内のホテルのポートフォリオをさらに充実させるものとして、多様な体験を提供することが期待されています。2029年のオープンに向け、今からその誕生を楽しみにしたいものです。