エクサが革新をもたらす新積付計算機「LOADCAL® N」
株式会社エクサは、神奈川県横浜市に本社を置き、海運業に革命を起こす新たな積付計算機「LOADCAL® N」を発表しました。この新製品は、世界標準のNAPA 3D設計データと完全に一致する計算精度を誇り、35年以上にわたる実績を持つLOADCALブランドの最新の成果です。本記事では、その特長や背景について詳しくご紹介します。
背景と課題
これまでは、積付計算機の開発において、設計者は手動で3Dデータをモデルに転記し再構築する必要がありました。このプロセスは、時間を要するだけでなく、誤差が生じる原因ともなるため、船級承認や検証時に大きな負担を強いることとなっていました。これらの課題を解決するべく、エクサは「LOADCAL N」を開発しました。
LOADCAL N の特長
設計と承認の完全一致
「LOADCAL N」は、設計段階で用いられるNAPAの3Dモデルを積付計算のロジックに直接活用できるため、計算精度の不一致を完全に排除します。このことで、承認作業時の調整工数が大幅に削減されます。
標準搭載の新Grainルール対応
新たに標準装備された適合判定機能により、2026年1月施行の改正国際規則にも即対応可能です。加えて、国際規則に対しても迅速に対応できる体制は、業界内での強みとなっています。
設計者の負担軽減
設計ツールから出力されたファイルをそのままLOADCALで利用できるため、設計者からベンダーへの情報提供にかかる手間が大幅に軽減されています。
UI/UXの革新
新バージョンでは、最新のフラットデザインを採用し、3Dビューアの操作性を大幅に向上させています。これにより、拡大・縮小やドラッグがより直感的に行えるようになります。
今後の展開
エクサは、LOADCAL Nのリリースを「海事プラットフォーム」構築の一環として位置付けており、船舶のライフサイクル全体をデジタルで結びつける取り組みを進めています。最終的には、航海データと連携させ、陸上から船の状況を迅速に把握できる環境の構築を目指しています。この取り組みにより、安全で効率的な運航が実現されるでしょう。
自律運航への寄与
同社の新技術は、将来の自律運航船にとって不可欠な、リアルタイムでの正確な復原性や強度計算のエンジンとしての応用が期待されます。
グローバル標準への適応
NAPAのロジックを使用することで、国内外の造船所や船主に対するニーズに応えることが可能となり、国際的な標準ルールにも寄与していきます。
代表者からのメッセージ
エクサの代表取締役社長 林勇太は、「デジタルトランスフォーメーションが進む中、設計データを運航にシームレスに活用することが求められています。今回、世界標準の技術を持つNAPA社との共同開発を嬉しく思っています」と述べています。彼は、業務効率化と安全な運航環境の実現へのコミットメントを強調しています。
まとめ
「LOADCAL N」は、船舶設計の生産性を飛躍的に向上させる革新的なソリューションです。エクサは、業界のデジタル化を進めていく中で、今後とも新たな技術の開発と実用化を進めていくことでしょう。すでにバルクキャリアやオイルタンカー、LPG船、コンテナ船を対象に導入が進んでいます。興味がある方は、ぜひエクサの公式サイトをご覧ください。
公式サイトはこちら