書籍『私のプリンシプル』の紹介
2024年12月28日、熊日出版から発売されるエッセー『私のプリンシプル』は、
第79代内閣総理大臣である細川護熙氏が著した一冊です。細川氏は政界を引退した後、アーティストとしての新たな道を歩み、陶芸や書道など多岐にわたる芸術活動を展開しています。この本では、彼が生きてきた中で培った『プリンシプル』、すなわち信念や原理をテーマに、12の章で彼の人生観や哲学が語られています。
“プリンシプル”の意味
細川氏が語るプリンシプルとは何か。それは単なる原則や信条に留まらず、彼の政治における経験や、肥後細川家の伝統を背景にした深い思索から生まれたものです。政治の世界での重圧や、アーティストとして創作に打ち込む中での信念を反映した内容が展開されます。
自分らしさを取り戻すための言葉
本書は、逆境を乗り越えた細川氏の言葉が多く収められています。彼の言葉は、多忙な日々に自分を見失いがちな人々にとって、強力な支えとなるでしょう。例えば、「人生にはいろいろな決断がある。そしてそうした歴史の重みこそが、ここぞという時に、人に力を与える」との言葉は、読者に深い共感を呼び起こします。さらに、「人は所有するものが多ければ多いほど、かえって心の豊かさを失う」など、過剰な欲望から解放される重要性も説かれています。
歴史を紐解く「あのころ」
また、書中にはインタビュー形式で振り返る『あのころ』も収録されています。細川氏の新党結成の裏話や、首相退陣の理由、そしてその後の都知事選出馬の背景など、これまで公にされてこなかったエピソードが明かされ、彼の生き方をより深く理解する手がかりとなるでしょう。
著者の背景
著者、細川護熙氏は1938年生まれで、上智大学法学部を卒業後、新聞記者としてのキャリアをスタートしました。その後、参議院議員や熊本県知事などを経て、1993年には衆院選で初当選し、あっと驚くことに8党派連立内閣の首相に就任しました。60歳で政界を退いた後は、神奈川県湯河原町の「不東庵」を拠点に多様な艺术活動を続けています。
推薦の声
本書は累計100万部以上を誇るベストセラー作家・姜尚中氏からも推薦されています。姜氏は『私のプリンシプル』を通じて、自身の悩みや不安に向き合うための手助けとなる一冊だと述べています。彼の言葉も、本書の魅力の一つでしょう。
書籍の詳細
- - 書名: 私のプリンシプル
- - 著者: 細川護熙
- - 定価: 1870円(本体1700円+税)
- - 発売日: 2024年12月28日予定
- - 判型: 四六判・上製本
- - ページ数: 240ページ
- - ISBN: 978-4-87755-667-9
本書は、読者にとって自分の信じる道を見つける手助けとなることでしょう。自分らしさを大切にし、前に進むためのヒントが隠されています。予約や購入は、
Amazonや
熊日出版から可能です。