横浜で韓国手工芸の真髄に触れる特別展
横浜市と釜山広域市が友好都市提携20周年を迎えるにあたり、2026年4月25日から7月5日までの期間、横浜ユーラシア文化館にて特別展「韓国手仕事の美事 ― 刺繍、ポジャギ、メドゥプ・・・」が開催されます。本展は韓国の伝統文化に触れる貴重な機会であり、日本初公開の鈴木光男氏と千香枝氏のコレクションを中心に、約300点もの美しい手工芸品が展示されます。
韓国の手工芸の背景
朝鮮王朝時代、女性たちは自宅で手芸を通じ、家族の幸福を願いながら様々な作品を生み出してきました。当時の工芸品には、運を呼ぶ吉祥文や独自の意匠が施され、生活の質を高める美意識が宿っています。近代に入り、これらの技術は一般市民に普及し、家庭から伝統文化の宝へと発展を遂げました。
本展では、鈴木氏ご夫妻が20世紀初めから現代まで収集した、ポジャギやメドゥプといった様々な伝統工芸品を紹介します。作品を通して、韓国文化の豊かさ再発見できることを目指しています。
展示内容の見どころ
【日本初公開】鈴木氏ご夫妻のコレクション
約20年にわたり韓国に滞在していた鈴木光男氏と千香枝氏は、その地域の文化に深い洞察を持ちながら貴重な品々を収集しました。夫婦自身がメドゥプ作家であるため、作品はその見識を反映したものとなっており、観る者に強く訴えかけます。
【受賞作品の展示】
鈴木千香枝氏の作品は、韓国文化財庁長賞を受賞した実績を持ち、幾何学文様の色彩豊かなチョガッポなど、息を呑むような美しさを誇ります。再現作品も展示され、繊細な技術がどのように現代に息づいているかを知ることができます。
【失われゆく「用の美」】
韓国の無形遺産である刺繍匠、韓尚洙氏の作品や生活用品にも触れることができるコーナーがあります。温かみのある「ちょっと昔の手芸品」は、今では見られなくなった素朴さが魅力にあふれています。
イベント情報
展覧会期間中、さまざまな関連イベントも企画されています。展示解説や、韓国文化に関する講座もあり、ここでしか得られない知識や体験が待っています。また、韓国の絵本読み聞かせやワークショップも充実しています。特にワークショップでは、韓紙を使用したランプシェード制作が楽しめます。
展覧会の基本情報:
- - 会期:2026年4月25日(土)〜2026年7月5日(日)
- - 開館時間:9:30〜17:00(券売は16:30まで)
- - 観覧料:一般800円、65歳以上400円、小中学生無料の日もあり
- - 休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌平日がお休み)
この特別展は、横浜が持つ国際文化交流の一端を示す機会でもあり、既存の文化をともに見つめ直す良いチャンスです。展覧会を通じて、釜山と横浜の友情を再確認し、韓国文化の深い魅力を感じてみてはいかがでしょうか。皆様のお越しを心よりお待ちしております。