乳幼児から学齢期までの「切れ目のない支援」
横浜市に新たに開設された「おれんじハウス そだちとケアベース」。この施設は、18歳の壁を越える医療的ケア児に対して、保育・医療・発達支援を融合させた新しい形の支援を提供します。2026年4月1日より、戸塚区と旭区の2つの拠点で運営を開始し、それぞれ定員60名の認可保育所と16名の児童発達支援を提供しています。
新しい日常の始まり
施設がオープンした日から、どちらの拠点でも子どもたちの元気な声が響き渡っています。入園式を迎えた子どもたちは、緊張した面持ちの中にも新しい世界への期待感が溢れていました。戸塚ベースでは、保護者と共に過ごす初日として「おめでとうの会」が行われ、子どもたちの笑顔が見られる場となったことが印象的でした。徐々に新しい環境に慣れていく中で、泣きながら緊張をほぐす姿や、楽しそうに絵本をめくる姿が見られています。
経験を通じた成長の場
二俣川ベースでは、待望の初日を迎え、初めてお預かりを開始しました。特に低学年の子どもたちが多く、慣らし保育の一環として短時間の利用を行っています。人気の遊びは風船やビーズ。友達との再会や新しい友達との交流が芽生えており、子どもたち同士の関係が形成される瞬間を見逃せません。また、給食の時間には、みんなで楽しみながら「おいしかった!」と笑顔を交わす姿も見受けられます。
安心できる居場所づくり
この「おれんじハウス そだちとケアベース」の大きなミッションは、医療的ケアが必要な子どもたちに対しても、年齢に関係なく切れ目のない支援を提供することです。認可保育所としての機能に加え、児童発達支援や放課後デイサービスを統括して行うため、保護者とともに子どもの成長を支える関係を築いていく考えです。各施設では、個々の子どもたちに寄り添いながら、彼らの特性に応じた支援を心がけ、安心できる居場所を確保することを重視しています。
未来に向けて
今後2つの拠点では、地域に開かれた存在へと成長することを目指し、多様なニーズに応じた適切な支援を提供していきます。特に、今後2026年6月には相談支援事業所と診療所を開設予定で、より一層の地域支援の充実を図る予定です。この取り組みは、地域全体で子どもたちの健やかな育ちを支えていくための重要なステップであり、法人の理事長である中陳亮太氏は、この支援が実のある時間となるよう、職員一同丁寧に取り組んでいくとのことです。
新しい「おれんじハウス そだちとケアベース」は、今後の地域社会にとって欠かせない存在となるでしょう。全ての子どもたちが安心して過ごせる場所を提供するこの施設は、未来に向けての希望を感じさせるものです。