横浜・八景島シーパラダイスにIoTが革命をもたらす
横浜の人気観光地、八景島シーパラダイスでは、新たにIoT技術が水族館の運営に取り入れられました。リックス株式会社と複数のパートナー企業が共同で導入したこの技術は、特に生き物たちとのふれあい体験が楽しめる「ふれあいラグーン」での水処理設備において大きな役割を果たしています。
RIXIoTの導入詳細
新たに実装されたRIXIoTは、まず水族館の水処理設備に設置され、ろ過や水温管理を自動で行うことができるように設計されています。それまでの手作業による点検では、担当者が1日2回、合計3時間から4時間もかけて目視で水槽の各点検箇所を確認し、その結果を紙の点検表に記入していました。これでは個人差が生じ、測定値のばらつきや記入漏れのリスクがありました。
しかし、RIXIoTの導入によって、これらの問題も一掃。自動化されたシステムにより、点検作業の時間が約40%も短縮され、正確なデータの収集が可能となりました。さらに、水質や温度のデータも一元管理されるため、日々の運営がより効率的になります。
お客様の声
「RIXIoTに搭載されている角度センサの精度が素晴らしい。希望するろ過機の数にも対応できるこのシステムが導入の決め手でした。」と、八景島シーパラダイスの関係者は語ります。さらに、既存設備にも柔軟に対応できた提案も高く評価されています。
今後の展望
リックス株式会社は、八景島シーパラダイス内の他エリアにおいてもIoT化を進める計画です。また、全国の水族館で同様の問題を抱える施設へもRIXIoTを導入し、さらなる水族館改革を目指すとしています。
RIXIoTについて
RIXIoTは、製造現場での生産設備やモーター、ポンプ、センサーなどを一元監視できるリモートソリューションです。これにより、運用保守の効率化だけでなく、収集したデータを活用した傾向監視や新たな製品開発も期待されています。今回は、SIRC社のIoT角度センサユニットとウィットシステムズ社のデータ自動収集システムが搭載されており、先進的な技術を駆使した水族館の運営が実現しました。
まとめ
横浜・八景島シーパラダイスにおけるRIXIoTの導入は、単なる技術革新にとどまらず、観光地としての魅力向上や訪れる人々に新しい体験を提供する重要なステップとなっています。今後、この取り組みがどのように進化していくのか、目が離せません。