自動運転トラックの運行
2026-06-04 14:01:18

東レとT2が手がける自動運転トラックの商用運行が始動

東レとT2が動かす未来の物流



2026年6月4日、東レ株式会社と株式会社T2は、自動運転トラックを活用した石油化学品の商用輸送を関東から関西にかけて開始します。これは物流業界における様々な課題に立ち向かう解決策とも言え、持続可能な物流の実現を目指しています。

物流業界の現状と課題



物流業界では近年、高齢化やドライバー不足の問題が深刻化しています。特に「2024年問題」と呼ばれるドライバー確保の難しさが顕在化し、対応を怠ると2030年には輸送能力が34%不足するという予測も出ています。特に東レが手掛ける石油化学品の需要は非常に高く、これらが輸送できなくなると電気製品や医療品、自動車部品など、非常に多岐にわたる産業が影響を受ける可能性があります。そこで、クリーンで効率的な物流手法として自動運転トラックの導入が進められています。

自動運転トラックの商用運行



T2が開発したレベル2自動運転トラックを使用し、2025年9月から行った実証実験の結果、輸送品質や安全性が既存の運行方式と変わらないことが確認されました。これを受け、両社は2026年からの商用運行に合意。今後は関東の東レ千葉工場から、大阪府の澁澤倉庫まで約520キロメートルの距離を自動運転トラックが定期的に輸送することになります。

環境への配慮



商用運行では、次世代の軽油代替燃料が使用されます。軽油にバイオディーゼル燃料を5%未満混ぜた「B5軽油」や、CO₂排出量を100%削減できる「リニューアブルディーゼル燃料」など、環境に配慮した燃料を積極的に利用します。これにより、持続可能な物流モデルを構築し、環境保護にも寄与します。

未来の物流への挑戦



東レは、今後もT2と協力し、レベル4の自動運転トラックによる新たな幹線輸送サービスの実現を目指します。自動運転技術が物流システムに取り入れられることで、効率化されるだけでなく、ドライバー不足の問題にも対応できる未来の交通モデルが実現することでしょう。さまざまな業界で利用される自動運転トラックが、未来の物流システムの中でどのように進化していくのか、今後の展開から目が離せません。



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