別府市の温泉とともに新たな生活スタイルを提案する「TOJIHAUS PROJECT」
大分県別府市で、株式会社エンジョイワークスが展開する新たな取り組み「TOJIHAUS PROJECT」は、地域資源としての空き家を再生し、中長期滞在を目的とした宿泊施設を提供するという画期的なプロジェクトです。この取り組みは、別府市ならではの湯治文化を活かし、地域活性化に寄与することを目指しています。
新たな滞在スタイルの必要性
別府市は日本一の温泉地として有名ですが、現在、宿泊施設の多くは1〜2泊向けのホテルや旅館が中心で、湯治を目的とした中長期滞在の施設は不足しています。一方で、別府市内には12,640戸もの空き家が存在し、その空き家率は18.2%に達します。このような状況を背景に、「TOJIHAUS PROJECT」は、空き家を新しい宿泊施設として再生することに注力しています。
「TOJIHAUS PROJECT」の特徴
「TOJIHAUS PROJECT」は、点在する空き家を対象に、リノベーションを行い、7泊〜30泊の中長期滞在向けの宿泊施設を整備します。ここでは、プロジェクトのいくつかの特徴を紹介します。
1. 面的な再生
複数の空き家を活用し、まちの生活動線に沿った宿泊拠点を整備します。旅行者は、地域の商店や温泉、路地を歩きながら“まちの日常”を体験できます。
2. 空間のリノベーション
空き家の素材感を生かしつつ、仕事と生活がシームレスに結びつく空間を作り出します。湯治を目的とした機能性と快適さを兼ね備えることで、滞在者に新しい暮らしのスタイルを提供します。
3. 温泉アクセス
滞在施設には、温泉を引き込んだ物件や、近隣に温泉施設が徒歩圏内にあります。滞在者は日々の生活に温泉を取り入れ、心身のリフレッシュを図ることができます。
4. 地域とのつながり
プロジェクトエリア内には「センターハウス」という交流拠点を設置予定です。この場所では、滞在者や地域住民が交流できるスペースが用意され、コミュニティの形成が期待されます。
地域連携による発展
この「TOJIHAUS PROJECT」は、国土交通省の空き家対策モデル事業としても認可されています。日本航空株式会社(JAL)などの企業との協力により、地域活性化を図り、持続可能な事業の運営を目指します。また、エンジョイワークスは「TOJIHAUSファンド」の設置を計画し、資金調達や物件の取得、改修に活用します。
利用者の多様性
「TOJIHAUS」を利用するのは、都市部からのワーカーや観光客、湯治を希望する中高年層など多岐にわたります。これにより、別府市における二地域居住の推進や関係人口の創出が期待されます。
まとめ
「TOJIHAUS PROJECT」は、空き家という地域資源を生かし、別府市に新たな滞在スタイルを提案する革新的な取り組みです。地域経済の活性化とともに、温泉のある暮らしを楽しめる暮らし方を提案しています。ぜひ、この新たな空間で、別府ならではの豊かな滞在体験を味わってみてください。