日本研究秘書協会の設立と取り組み
2026年2月、新たな研究支援体制を構築するために一般社団法人日本研究秘書協会が設立されました。この協会は、研究者がその本来の研究活動に専念できる環境を目指し、支援業務を担う秘書人材を育成・活用することを目的としています。設立からわずか3ヶ月後の2026年5月22日(金)には、記念セミナー「研究者の時間を取り戻す これからの研究支援」が開催されることが決定しています。
セミナー開催の背景
研究者は、日々の業務に追われて本来の研究活動に専念できないという現実に直面しています。実際、大学教員の約80%が「研究時間が不足している」と感じており、文部科学省の調査によると、大学教員の研究時間割合は2002年の46.5%から現在の32.2%へと著しく低下しています。この状況の背後には、外部資金比率の高まり、業務の多様化・高度化、そして研究支援体制の脆弱性という三つの要因が存在しています。
多くの研究者にとって、研究に集中できる環境を整えることが急務です。一方で、大学秘書は研究室を支える重要な役割を果たしているものの、多くは任期付きの雇用形態で働いており、キャリア形成に難しさを抱えています。これにより、研究室にとってもノウハウが蓄積されず、専門知識が十分に活用されないという問題が生じています。
協会設立のミッション
日本研究秘書協会は、「研究者には研究に専念できる時間を、秘書には持続可能なキャリアを」というミッションのもと、研究支援の新しいしくみを構築することを目指しています。研究室で属人的に行われている事務作業を協会が体系化することで、研究者は高品質な事務サポートを受けることができ、余分なコストをかける必要もなくなります。また、専門知識をもつ秘書人材は研究者との連携を深めることで、効果的な支援を提供していくことが期待されています。
設立記念セミナーの詳細
設立記念セミナーでは、長年にわたり研究の第一線で活躍してきた研究者や実務家が集まり、研究支援の現状と今後のあり方を探ります。セミナーは、以下のような内容で構成されます。
- - 日時: 2026年5月22日(金)17:00~19:00
- - 開催方法: オンライン(Zoom)
- - 参加費用: 無料(事前申込制)
セミナーでは、研究者が直面しているリアルな課題を知ることができるほか、各参加者が持つ異なる視点から、持続可能な支援体制についての議論が行われます。また、パネルディスカッションやQ&Aセッションを通じて、研究支援の新しい視点を得ることもできます。
参加をお勧めしたい方々
このセミナーは、特に以下の方々にとって有益な機会となるでしょう。
- - 研究時間の確保に悩む大学教員
- - 研究室運営に関して打開策を見出したい研究者
- - 大学職員やURA、研究支援担当者
- - 大学秘書や研究サポート職
- - 企業関係者や研究支援の新たな可能性を模索している方々
詳細やお申し込みは、
こちらからご確認いただけます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
組織概要
一般社団法人日本研究秘書協会は、研究者と秘書のつながりを強化し、事務支援の専門性を向上させることをミッションとしています。研究秘書の認定制度やオンラインコミュニティの運営を通じて、研究者が専念できる環境と持続可能なキャリア形成を推進しています。
【団体概要】
- - 昭和名: 一般社団法人日本研究秘書協会
- - 代表: 青島弓子
- - 所在地: 神奈川県横浜市西区浅間町1丁目4番地3 ウィザードビル402
- - 設立: 2026年2月
- - 活動内容: 研究者支援事業、人材育成事業、交流促進事業、認定・普及事業
【お問い合わせ先】
一般社団法人日本研究秘書協会
Email:
[email protected]
Web:
https://onlinekenkyusupport.com/