新しい物流拠点「MFLP横浜新子安」2025年に完成！エコ配慮の注目施設

新しい物流拠点「MFLP横浜新子安」の誕生

神奈川県横浜市に位置する「三井不動産ロジスティクスパーク（MFLP）横浜新子安」が、2025年の2月28日に竣工する運びとなりました。この施設は、首都高速道路の主要なインフラに近接しており、都心や広域配送に非常に適した立地条件を誇ります。物流業界における新たな拠点として、今後の活躍が期待されています。

立地の利便性

「MFLP横浜新子安」は、首都高速神奈川1号横羽線、5号大黒線、7号横浜北線の生麦ランプ入口から至近の場所に位置しています。これにより、東京都心まで1時間圏内での配送が可能であり、神奈川県内でのアクセスも良好です。公共交通機関である京浜急行電鉄本線「生麦」駅からも徒歩13分と、通勤にも大変便利です。搬入・搬出の効率を高め、高速道路との接続もスムーズに行えるよう顧慮された設計となっているため、入居企業の人材確保にも貢献できるでしょう。

さらに、各階にはトラックバースが完備されており、45ftコンテナ車両にも対応する仕様になっています。このような設備により、多種多様な保管ニーズに応えることができる点が、大きな魅力です。

環境に優しいスマートエネルギー倉庫

「MFLP横浜新子安」では、太陽光発電と大型蓄電池を活用した「スマートエネルギー倉庫」を設置しています。屋上には約2,000kWの太陽光パネルが設置され、これから生成される電力を効率よく利用するために、約2,600kWhの蓄電池も導入されています。さらに、マイクログリッドコントローラー「COORDY」を用いることで、電力供給の最適制御を実現します。

このような取り組みにより、約40％の二酸化炭素削減が見込まれており、最高ランクの『ZEB』認証とDBJ Green Building 5つ星を取得予定です。これにより、環境への配慮がなされた施設としての評価も高まります。将来的には、エネルギーの自立供給が可能となるため、災害時にも安心して利用できる設計です。

施設デザインとアート

「MFLP横浜新子安」の外観デザインも注目ポイントです。周囲の水辺の景観との調和を意識した2色の青と白を用いたモザイク調の外壁は、高速道路からの視認性が非常に高く、訪れる人々に印象を与えます。また、エントランスにはアーティスト・小川剛氏によるアート作品「A ray of hope」が展示されており、来訪者を迎え入れる重要な空間となっています。この作品は、未来への希望と意志の持続を表現しており、施設全体にメッセージ性をもたらします。

さらに、敷地内には約6,000㎡の緑地「波紋の広場」が整備されており、リフレッシュできる自然環境も提供しています。この場所は、施設従業員が海面の光や潮風を感じながら憩いの時間を楽しむための空間として設計されています。

施設概要と今後の展望

「MFLP横浜新子安」は、延床面積136,717.67㎡、5階建ての構造を持ちながら、今後多様な物流ニーズに応える拠点としての機能を果たしていくことでしょう。物流業界の発展とともに、三井不動産およびENEOS不動産が手掛ける新たなステージがこの場所で始まります。みなさんも、ぜひその動向に注目してください！