鎌倉の新たな文化拠点『kuguru』が2026年春にオープン予定

2026年春、鎌倉市大船エリアに新しい文化の拠点『kuguru（くぐる）』がオープンします。この商住一体型の複合施設は、松竹株式会社の手によって、地域との結びつきを大事にした「なりわい暮らし」をテーマにしています。

この『kuguru』は、山蒼稲荷神社のすぐ隣に位置し、その名称には地域の商業文化への深い敬意が込められています。特に「のれんをくぐる」という文化的な要素と、神社の「鳥居をくぐる」という言葉からインスパイアを受けています。こうした背景を持つ施設として、地域の人々に愛され続けることを目指しています。

大船エリアは、鮮魚店や精肉店、青果店などの個人商店が軒を連ね、商人と地域住民の信頼関係が生まれている場所です。『kuguru』はそのような温かい地域の文化を継承し、商業空間と居住空間が一つの場所で共存する暮らしを実現します。施設は、店舗が2区画、賃貸住宅が5区画あり、地域の実情に合わせた構成となっており、近隣住民の方々が気軽に立ち寄れる場になることでしょう。

施設が面している松竹通りには、かつて松竹大船撮影所があったという歴史があります。この地で生まれた多くの名作は、地域との深い繋がりを生み出し、映画制作を通じた文化的活動を発展させてきました。『kuguru』のオープンにより、地域の賑わいを再活性化し、地元とのつながりを深める拠点としての役割を果たすことになるでしょう。

また、開業に向けての準備の一環として、上棟式のお祝いイベントや現地見学会の開催も予定されています。これにより、地域の方々が直接施設を体験し、開業に向けての期待感を高めていく機会となるでしょう。次回の詳細な情報発表は、2025年の春を予定しています。

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