MFICUで母子医療の強化
2025-06-05 02:01:20

岡山大学病院に新設されたMFICUで安心の母子医療が実現

岡山大学病院に新設されたMFICUで安心の母子医療が実現



国立大学法人岡山大学が運営する岡山大学病院では、妊産婦と新生児への医療体制が大きくアップグレードされました。2024年9月には、新生児集中治療室(NICU)と新生児回復室(GCU)が拡充され、この度新たに母体胎児集中治療室(MFICU)が6床設置されました。このMFICUは、妊娠高血圧症候群や切迫早産、多胎妊娠などのリスクが高い妊婦さんと胎児に特別な治療が提供される場所です。

MFICUの設置背景と目的



岡山大学病院は、既存の地域周産期母子医療センターとして、重度の合併症を抱える妊婦さんや早産した新生児の受け入れを行ってきましたが、検討を重ねた結果、今後ますます増加する妊産婦の医療ニーズに対応するため、MFICUの設置が決定されました。この医療室は、特別な医療管理が必要な妊婦さんのための特別な空間で、例えば妊娠中の高血圧や、子宮の異常に伴うリスクを抱えた妊婦さんが入院することになります。

入院中は、母体の血圧や心拍、呼吸などの生命徴候を厳格にモニタリングし、胎児の心拍も同様に監視します。必要に応じて、早産を予防するための点滴や薬物治療が行われ、早期分娩や緊急帝王切開の準備も整えられます。

総合周産期母子医療センターへの指定



MFICUの新設により、岡山大学病院は2025年6月に岡山県から「総合周産期母子医療センター」として公式に指定され、専用の医療フロアが設けられます。この指定は、県内で3番目のものであり、倉敷中央病院や岡山医療センターに続く重要な医療機関としての役割を担うことになります。

これにより、岡山大学病院は地域社会における妊産婦と新生児の医療の要として、強力にサポートを提供することが期待されています。

地域医療との連携



岡山大学病院は、地域の医療機関との連携を深め、周産期医療の体制を強化する方針です。また、周産期医療を専門とする医師の育成にも力を入れており、その結果、持続可能な医療体制の構築に寄与することを目指しています。このような取り組みを通じて、地域社会全体の健康を支えることが求められています。

まとめ



岡山大学病院のMFICU設置は、妊産婦や新生児に向けた医療サービスの一環として、地域住民の安心をより一層高める重要なステップとなります。周産期医療の専門性が高まることで、岡山県内の母子医療における新たな時代が幕を開けることでしょう。地域の皆様にとって、大きな安心となるニュースです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学病院 MFICU 周産期医療

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。