現代中国演劇
2025-06-24 12:37:22

現代中国演劇の名作『非常麻将』、日本で初の日本人キャストによる上演

現代中国演劇の名作『非常麻将』、初の日本人キャストによる上演



新進気鋭の劇団「三人之会」が、現代中国演劇の傑作『非常麻将(フェイチャン・マージャン)』を日本初の日本人キャストで上演します。この公演は、2025年7月31日から8月4日に東京のシアター・バビロンで、さらに8月15日から8月17日に神奈川県立青少年センターのスタジオHIKARIで行われる予定です。

開演の詳細とチケット情報



初夏の訪れを告げる中、三人之会の第三回公演が、東京・横浜という二つの都市で上演されることとなりました。演出を手掛けるのは、精力的に活動する奥田知叡氏。この作品は2000年に北京で初演を迎えたもので、現代社会における人々の不安や無力感を描いており、共感を得る内容となっています。

チケットは2025年6月24日から、カンフェティで販売が開始されます。一般チケットは全席自由で、東京公演は4,000円、学生券は3,000円(要学生証)、横浜公演も同様の料金設定です。

公演の公式サイトはこちらからアクセスできますので、ぜひ確認してください。

『非常麻将』のストーリーとテーマ



本作は、義兄弟である三人の男たちが集まるマンションの一室を舞台にしています。彼らは最後の麻雀の対局を行う約束を交わしていましたが、二番目の義兄が現れず、苛立ちを募らせる彼らは過去の出来事を語り合います。しかし、その語られる内容には微妙な食い違いがあり、物語は緊迫感を帯びていきます。果たして、彼らはこの局面をどう乗り越えるのでしょうか?

背景には、改革開放で豊かになった中国社会における人々の心の葛藤が描かれています。個人の存在価値や未来への不安といったテーマを通じて、現代中国人の心理を鮮やかに表現しているこの作品は、日本語訳とともに新たな視点で楽しむことができます。

三人之会とは



三人之会は、奥田知叡を中心に、独自の舞台芸術を創造する演劇ユニットです。2022年に設立され、新しい演劇の形を模索しています。今回の公演によって、観客には新たな視覚体験と共感を提供することを目指しています。

公演が期待される中、彼らの活動は日本と中国の演劇交流の一環として非常に意義深いものとなっています。特に、コロナ禍以降に制約された演劇活動の中で、密接な文化的交流が生まれることが期待されています。

貴重な体験を見逃さないで



チケットは限られた枚数での販売となるため、早めの予約をおすすめします。この機会に、細やかな心理描写と息をのむような演技を楽しめる『非常麻将』の世界に足を運んでみてはいかがでしょうか。

現代中国演劇における金字塔とも言えるこの作品が、日本で新たな形で蘇ることを心から楽しみにしています。


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