高校生が市場の魅力を発信する「市場の学校」の活動報告

2023年12月6日（土）に横浜市中央卸売市場の一室で行われたのは、「市場の学校」の中間活動報告会です。このプロジェクトは、一般社団法人市場の学校が主催し、若者たちが自らの手で市場の魅力を発信していく取り組みです。これは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で、次世代に美しい海を引き継ぐことを目的としています。

「市場の学校」の活動は、市場に通うことのない高校生たちが、横浜市とその市場とのつながりを深めながら、市場の魅力を広めるためのさまざまな企画を実施しています。9185251344

活動内容

高校生たちは、地域の仲卸店舗と携わりながら、PR活動や商品開発、イベントの企画などに挑戦しています。目の前の市場の活気や新鮮な魚について学び、その魅力を地域に伝えることを目指します。また、この活動を通じて、普段市場に足を運ばない人々への呼びかけをして、来場のきっかけを作ることにも力を入れています。

今回の報告会では、参加した7名の高校生たちが自身の経験や考えを発表しました。内容は様々で、PRチームに所属するメンバーたちはそれぞれの役割を通して感じたことを語りました。

高校生の活動体験

H.S 3年生の感想

3年生のHanaは、発表に向けて仲間と意見を出し合い、企画書を更新しました。当日は予想以上に多くの方々が集まり、緊張のあまりプレゼンもうまくいかなかったと語ります。しかし、参加者からの意見や指摘を受け、自分自身の成長を感じたとのことです。

K.S 3年生の取り組み

同じく3年生のKiyokaは、地域の給食とのコラボやブランド化のアイデアを提案しました。彼女は、参加者の熱心な反応や質問から多くの学びを得られたと感じ、非常に充実した経験だったと語りました。

PR活動を行ったM.Y 2年生

PRチームのMomokaは、インスタグラムやテレビ取材を通じ、市場の魅力を広める活動について発表しました。発表後に参加者からの反応を受け、伝えることの難しさを再認識しつつも、それが実を結んだ瞬間に感謝の気持ちを抱いたそうです。

A.Y 2年生のキャラクター活動

Ainaは、親しみやすいキャラクターを制作し、地域イベントでの活動について紹介しました。彼女は、多くの提案を受けた経験が今後の活動に良い影響を与えると話してくれました。

Ayu.I 3年生の司会経験

司会と質疑応答を担当したAyuは、緊張しつつも多くの大人の方々から新しいアイディアの提案を受け取り、自信を持てる機会となったと振り返ります。ある参加者から「君たちがこうした活動を続けることが大切だ」という言葉をもらいやる気が駆り立てられたと言います。

これからの展望

「市場の学校」は新たなメンバーを常に募集中です。地域の高校生たちが市場の魅力を広め、海を次世代に受け継ぐための取り組みとして、今後も多彩な活動を展開していく予定です。

興味のある方は公式ウェブサイトをチェックして、ぜひ参加してみてください。横浜中央卸売市場の事例に触れながら、地域活性化に貢献できるチャンスです。関心のある高校生や団体の申し込みをお待ちしております。

今回の報告会を通じて市場の魅力がさらに広がることを、心から期待しています。