ファンケルが更年期世代の理解を深める新たな取り組みを開始

ファンケルの新たな試み

2024年10月、ファンケルは更年期世代の悩みに寄り添う取り組み「FANCL MENOPAUSE ACTION」の活動を一層拡充させました。このプロジェクトは、産業能率大学と連携し、更年期に対する理解を深めるための多角的なアプローチを実施しています。

### 産業能率大学とのコラボレーション
特に注目すべきは、大学生からの新しいアイデアが生まれたことです。ファンケルは、学生たちに「更年期についてコミュニケーションしやすくなるアイデア」を題材にプレゼンテーションを行い、これを大学内で広めるための啓発活動にも取り組んでいます。高校生や大学生が更年期について学ぶ機会を提供し、次世代への理解促進を図ることが目的です。

### 教材の公開とその意義
2024年3月10日からは、更年期について学べる教材「MENOPAUSE LESSON BOOK-みんなで考える更年期のこと-」をWEBサイトで無料公開しました。これにより、学校や企業での研修に役立ててもらい、一層の啓発をライフサイクル全体で促進することを目指しています。教材は多くの人にアクセスしやすく設計されており、更年期に関する理解を深める一助となることでしょう。

### コミュニケーション環境の改善
更年期は、多くの人にとって話しにくいトピックです。ファンケルは、「自身の更年期の不調や不安について話したくても話しづらい」といった環境の改善に着手しています。一人一人の経験や気持ちをオープンにすることで、お互いの理解が深まることが期待されます。

### 啓発ポスターとその効果
また、学生たちのアイデアを基に作成された啓発ポスターやステッカーが、大学内の様々な場所に掲示されます。これにより、更年期に対する学生の興味を喚起し、知識の拡充が図られます。特に「母の本音ステッカー」は、視覚的に症状や気持ちを表現し、日常の中で更年期に関する意識を高めるツールとして機能します。

### MENOPAUSE 英単語カード
さらに、3月22日に行われる産業能率大学のオープンキャンパスでは、100以上の更年期の症状を英語に翻訳した英単語カードを配布する予定です。学生に身近なスタイルで更年期について考えるきっかけを提供することで、興味を引き、議論を促すことを目指しています。

### WEBサイトの蓄積された知見
「FANCL MENOPAUSE ACTION」のWEBサイトは、公開からたったの1カ月で500件以上のフィードバックを受け、計24万ページビューという数値を記録しました。これに伴い、皆さんからの意見を基に、更年期に関する体験談や対処法、さらには食事ケアに関する情報を掲載し、実用的な内容へと進化を続けています。

### さらなる活動への展望
ファンケルの「MENOPAUSE ACTION」は、ただのプロジェクトにとどまらず、更年期に対する社会の認識を根本から変えることを目指しています。更年期をひとりにしないというメッセージを大切にしながら、全ての世代に向けて理解を広げる努力を続けていくでしょう。この活動が地域社会全体に波及し、多くの人々の支えになることが期待されます。

詳細は公式WEBサイト（FANCL MENOPAUSE ACTION）をご覧ください。