高齢者がDJに挑戦! "ロマンディスコ"と音楽の力
イベント概要
2025年12月11日、東京都目黒区にある社会福祉法人 長寿会「青葉台さくら苑」で開催された音楽イベント「ロマンディスコ」にて、AlphaTheta株式会社がDJ体験ブースを設置しました。参加者には多くの高齢者が訪れ、懐かしい楽曲に合わせて音楽体験を楽しみました。
高齢化社会の中での楽しみ
近年、高齢化が急速に進む中、介護施設では「楽しみ」を創出し、地域とのつながりの強化が常に考えられています。この「楽しみの時間」は、健康意識を高める要素にもなり得ます。ロマンディスコは、介護福祉士としても知られるDJ GEN氏が主催し、音楽を通じて高齢者や地域の人々が交流する場を提供するイベントです。
参加型の取り組み
ロマンディスコは、厚生労働省の「健康一番プロジェクト」や「知って、肝炎プロジェクト」とも連携しています。これにより、楽しみながら健康を考える地域参加型の取り組みとして高く評価されています。AlphaThetaは「音楽で人をつなぐ」という理念の下、2052年の持続可能な社会を目指し、年齢や経験に関係なく誰もが音楽を楽しめる場所作りに力を入れています。
当日のイベントの様子
イベント当日は、「DJ体験ブース」として、Apple Musicに接続可能な4chプロフェッショナルDJシステム「XDJ-AZ」を設置しました。初めてDJ機材に触れる高齢者が多く、特に97歳の方がDJに初挑戦した姿が印象的でした。「この歳になっても新しいことに挑戦できて嬉しい」という声が聞かれ、多くの参加者が興味を持ってくれました。
交流の場へ
最初は恥ずかしがっていた参加者も、選曲した音楽に合わせて機材を操作するうちに自然に打ち解け、笑顔を見せるようになりました。懐かしい曲に合わせて歌ったり、踊る様子も多く、参加者からは「DJの存在を知ったのは初めて」といった感想もあり、多くにとって新しい体験となりました。
DJ GEN氏の思い
介護福祉士でありDJでもある山田氏は、「ロマンディスコ」を通じて、聴くだけではなく自らも音楽に関わることで心と身体を動かす体験の大切さを伝えています。DJ体験ブースは、観覧するだけではなく、参加することで新たな感動を味わえるものです。当日はAlphaThetaのスタッフが寄り添い、参加者をサポートしました。
音楽の持つ力
音楽が鳴る瞬間の驚きや喜びの表情を見ることができ、皆が自然と会話を楽しむ光景が広がりました。懐かしい楽曲やリズムが、参加者の記憶や感情を呼び起こす力を再確認する時間となりました。DJ体験は新しい挑戦でありながら、これまでの人生も肯定する貴重な時間であったといえます。
まとめ
このような取り組みは、高齢者にとって新しい楽しみや交流の場を生み出し、地域全体の健康や活力にもつながるでしょう。音楽の力で人と人がつながり、心の中の笑顔が広がるイベントの様子は、「ロマンディスコ」ならではの感動的な瞬間でした。今後もこのようなイベントの開催が期待されます。