横浜市交通局が進める駅構内スペース活用の新展開と成果
横浜市の交通局が2024年5月から提供する「ショップカウンター」は、駅構内のスペースを利用したポップアップストアの出店支援プラットフォームです。この導入により、駅構内スペースの活用が大きく進展し、収益や出店者の多様性が向上しています。具体的には、導入後の令和7年度には、利用実績日数が97.2%増、収益は106.1%増という成果が数字で示されています。
導入の背景
これまで、横浜市営地下鉄の駅構内コンコースは時間貸しスペースとして提供されてきました。しかし、空き状況確認が電話、申請がメール、許可書の郵送といった手間がかかり、利用者にとっては煩わしいものでした。新規利用者の獲得にも限界があり、より多様な事業者が駅構内スペースを利用できるよう改善が求められていました。
そこで、交通局は2024年5月にショップカウンターを導入し、オンラインでの出店募集や関係業務の効率化を図りました。
導入後の具体的な成果
1. 問い合わせの増加と出店者層の多様化
ショップカウンター導入からの2年間で、多くの事業者が駅構内スペースを利用するようになりました。従来の携帯販促やプログラミング教室のプロモーションを披露する場だけでなく、食品や物販などの新たなカテゴリの出店者が増え、利用する事業者の幅が広がっています。また、数か月先の予約が埋まる傾向や、以前は利用が少なかった駅での活発化も見られ、継続的な出店ニーズが確認できました。
2. 収益面での成果
収益に関して、駅構内のスペース活用による収益は導入前の106.1%増を記録しました。これは、比較的単価の高いプロモーション案件の拡大が背景にあり、売上の構成も多様化しています。
3. 運用体制の整備と業務効率化
導入後は業務のオンライン化が進み、従来は電話やメールで行っていた業務が簡素化されて負担が軽減されました。これにより、約1000件の案件に柔軟に対応できる運用体制が整ったのです。進捗状況の把握が簡単になり、入金確認や許可書の管理など、業務の効率化も進みました。
4. 短期出店から常設出店への展開
駅構内スペースを利用することは、短期間の出店にとどまらず、その後の常設出店の判断にもつながっています。特に利用実績の高い駅では、短期出店を経て食品関連の事業者が常設店を構える事例も増え、駅構内がテストマーケティングの場としても機能し始めています。
今後の展望
横浜市交通局とカウンターワークスは、今後も駅構内スペースを多様な事業者に開放し続け、出店機会を拡大させるための体制を整えていく方針です。駅ごとの特性に応じた活用提案を行い、施設の価値向上と駅の賑わいづくりに貢献していきます。
人気駅スペースランキング
導入後の実績を元に、人気が集まる駅のランキングも発表されました。
1位:
センター南駅
特長:視認性が高く、多くの来客が見込める。
広さ:10.0㎡
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2位:
戸塚駅
特長:人通りが多く、幅広い層へのアプローチが可能。
広さ:6.0㎡
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3位:
センター北駅
特長:駅前の大型商業施設に近く、アクセスが良い。
広さ:10.0㎡
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キャンペーン情報
横浜市交通局では、2026年7月から9月まで初めて利用する事業者を対象に、全駅で使用料を最大50%引きとする「初回利用割引キャンペーン」も予定しています。さらに、2026年7月から2027年3月には継続利用者にも割引サービスを提供し、さらなる活用を推進します。申請受付は2026年6月に開始予定です。
店舗利用を検討している方は、ショップカウンターの公式サイトをぜひチェックしてみてください。
参考リンク