岡山大とサンラヴィアンの研究
2026-01-22 00:41:29

岡山大学とサンラヴィアンが共同研究開始 - 環境配慮型のブランド価値向上を目指す

2026年1月22日、国立大学法人岡山大学が岡山県里庄町の洋菓子メーカー、株式会社サンラヴィアンとの新たな共同研究を発表しました。この研究では、製品のカーボンフットプリント(CFP)を活用し、企業ブランドの価値向上を図ることを目的としています。カーボンフットプリントとは、製品のライフサイクルを通じて排出される温室効果ガスの量を数値化したもので、気候変動の問題に対処する有力な手段として注目されています。

サンラヴィアンは、フルーツケーキやベルギーワッフル、国産手作りデコレーション用スポンジケーキの製造・販売を行っており、品質に対する厳しい姿勢が特徴です。この企業は、環境及び社会的課題に積極的に取り組んでおり、本共同研究はその一環として実施されています。この研究において、企業や製品の環境値を数値で示すことにより、ブランドの評価や消費者の受け止め方に与える影響を明らかにすることが狙いです。

天王寺谷達将准教授は、「CFPは中小企業にとって算定が難しい障害もあるが、これを明確に示すことで変化が期待できる」と述べ、企業のブランディングの観点からCFPを考える意義を強調しています。舩倉隆央主査は、CFPを企業の想いを社会に伝えるコミュニケーション手段として再定義することが本研究の特長であり、特に低CFP製品の表示方法が重要であることを強調しています。

今回の研究では、同社の約100製品を対象にCFPの算定が行われます。消費者や関係者へのインタビューを通じて、環境に配慮した製品のブランド価値にどのような影響を与えるかを分析していきます。さらに、CFPを算定できる人材育成や組織能力の向上に貢献することも目指されています。

CFPは、これまでは見えにくかった「環境価値」を数値化する新たな指標となり得るため、企業の経済性と環境配慮が両立する判断材料として重要です。岡山大学は、主力製品のCFPを算定し、その知識やノウハウを発信することで、同様の課題に直面する他の企業にも資するモデルを構築することを目指しています。

本研究は、岡山大学と企業との産学連携の新形態を創出するもので、地域企業の持続的な成長と脱炭素社会の実現に貢献することが期待されています。今後も、岡山大学の独自の取り組みに大いに注目が集まることでしょう。


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