尾道市との協力による転倒予防の取り組みと健康支援活動

尾道市との連携による転倒予防の新たな取り組み

UNTRACKED株式会社（本社：横浜市）が、尾道市健康推進課と協力し、転倒リスク評価ツール「StA²BLE」を用いた健康支援活動を今年度も継続しています。この取り組みは、昨年度に引き続き、地域住民の健康寿命を延ばすことを目指しており、特に高齢者の転倒予防に特化した内容となっています。

健康教室での取り組み

この活動では、地域の健康教室や交流の場を通じて、市民の身体機能や感覚機能を手軽にチェックする機会を提供しています。簡単なテストを通じて得られる結果を「見える化」し、個々の転倒リスクを明確に示すことによって、予防意識を高めることを目的としています。さらに、測定結果に基づいて、適切な運動や体操の提案も行い、地域全体の健康向上を図ります。これによって参加者は自分の健康状態を把握し、生活習慣の見直しをするきっかけを得ることができるのです。

地域のイベントや健康まつりでも、この「StA²BLE」を活用し、より多くの市民に健康意識を促しています。こうした取り組みは、地域住民の健康だけでなく、地域社会全体の活性化にも繋がります。

保健推進員研修会での活用

今年度は、尾道市が実施する「保健推進員の研修会」においても「StA²BLE」が活用され、転倒リスクの計測が行われます。この研修では、地域の健康づくりをサポートするボランティアである保健推進員たちが、マニュアルに基づいて転倒予防に向けた活動を支援します。研修は以下の日程で行われ、保健推進員に対して実務スキルの向上が期待されています：

- 6月25日（水）尾道市総合福祉センター
- 6月30日（月）尾道市総合福祉センター
- 7月8日（火）尾道市総合福祉センター
- 7月16日（水）瀬戸田市民会館
- 7月29日（火）因島総合福祉保健センター
- 7月31日（木）向島公民館

一般市民を対象とした体験会は、今後の地域健康まつり等での実施が検討されています。

「StA²BLE」の特徴と効果

「StA²BLE」は、転倒リスクを数値化し、リスクの高い個人を特定するための装置です。身体機能や感覚機能を詳細に解析し、科学的なデータに基づいた結果を提供します。測定結果に応じて、理学療法の知見を取り入れた体操プログラムを提案することで、効果的な身体づくりを促進します。

この装置は、内閣府の政府広報室が海外向けに放送したCMにも登場し、大きな注目を集めています。その革新性と先進技術は、地域だけでなく、全国的にも健康管理の新たな手法として広まる可能性を秘めています。

UNTRACKED株式会社の紹介

UNTRACKED株式会社は、横浜国立大学発のベンチャー企業で、最先端技術で社会課題を解決することを目指しています。主力である「StA²BLE」に加え、生体信号解析やAI技術を活用した研究開発を行い、安心・安全な生活をサポートしています。地域社会の健康を守るために、今後も新しい製品の開発と未病改善に貢献することを約束します。