江の島クリーンアップ
2026-06-29 16:11:18

江の島で行われた海のクリーンアップと心肺蘇生法の啓発イベント

江の島で行われた海のクリーンアップと心肺蘇生法の啓発イベント



6月14日、BILLABONGと西浜サーフライフセービングクラブが共に手を組み、「Enoshima Ocean Cleanup 2026」を開催しました。このイベントは2022年からスタートし、今年で5回目となります。テーマの「伝え、備える」に沿って行われたクリーンアップは、海岸や街中、江の島の入り江を対象にしたものです。この取り組みを通して、多くの参加者が海と街のつながりを再認識し、ライフセーバーからの心肺蘇生法(CPR)のレクチャーを受けることで、いざという時に備えるための知識を深めました。

湘南の地は日本のサーフカルチャーの中心地であり、サーフィンを愛する人たちにとって、ビーチは単なる遊び場にとどまりません。仲間との交流や季節の移ろいを感じる大切な空間でもあり、街や川、暮らしと環境が交じり合う場所なのです。「PROTECT THE PLACES WE PLAY」というBILLABONGと西浜サーフライフセービングクラブが掲げる理念は、まさにそのような海との深いつながりを表しています。

この日、参加者はグループに分かれ、参加者たちは海岸や近隣の街中で清掃活動を行いました。更には、プロサーファーである安室丈さん、岡野漣さん、高井汰朗さんらが中心となり、パドリングを使って江の島へ渡る一団もあり、入り江に漂着したゴミを取り除きました。

今年の江の島は、潮が引いている時間帯に渡り、普段見えない入り江の底が顔を出していました。その際、参加者たちは泥がなめらかに広がった様子や、岩の隙間に捨てられた大型の漂着物に直面しました。流れてきたビニール袋や食品容器、ペットボトル、さらには発泡スチロールの破片や車のタイヤといった多様なゴミが眼前に広がり、私たちの生活から直接流れ込んでいる現実を実感させられました。

清掃活動の後には、心肺蘇生法(CPR)の講習が行われました。西浜サーフライフセービングクラブのメンバーであり、日本代表キャプテンでもある上野凌さんが、心停止の際の初期対応の重要性について説明。参加者は胸骨圧迫のスキルを学び、正しい手順を通して緊急時に適切に対応できるよう訓練を受けました。例えば、心臓が止まった際には、速やかに胸を押して、脳に酸素を送り込むことが重要であり、その手法を実地で体験することで、その差が生まれることを学びました。

また、参加者には、江の島の海水浴場が開設される7月1日からの避難手続きについても周知されました。津波に関する警報が発令された際、ライフセーバーが掲げる津波フラッグは、松葉が揺れるビーチにおいて重要な目印となります。このような取り組みを通じて、多くの人が安心して海を楽しむ環境が確保されることを目指しています。

「PROTECT THE PLACES WE PLAY」。私たちが愛する海を守るためには、清掃活動に参加することだけでなく、日常生活の中でゴミを出さない意識を持つことが重要です。何を買い、どのように使い、どこへ捨てるか—それぞれの選択が未来の海を形成していくのです。この活動が示すのは、清掃だけではなく、私たちの日常から海を守る意識がいかに大切かということでしょう。湘南のこのビーチで見えた光景は、単なる地域の出来事として留まらず、全国の海や川、街と連なる現実であることを忘れずにいたいものです。


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