研究成果発表会
2026-05-26 11:58:09

2026年度 助成研究成果発表会がパシフィコ横浜で盛況に開催されました

助成研究成果発表会の開催



2026年4月22日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で「2026年度 助成研究成果発表会」が開催され、参加者たちは新たな技術の扉を開く興奮を感じました。この発表会は、公益財団法人天田財団が主催し、今年も多くの研究者や業界関係者が集まりました。本イベントは、2026年度のOPIE’26の併設イベントとして行われ、ハイブリッド形式で実施されました。会場参加者は185名、オンライン参加者は70名と、合計255名が一堂に会して新しい知識や発見を共有しました。

天田財団の使命と背景



天田財団は、1987年に設立されて以来、「学術の振興」「産業界への研究成果の普及」「モノづくり人材の育成」の3つの使命を掲げています。これまでに2,483件、総額45億8,355万円という多額の研究助成を行っており、日本の研究者を支える重要な役割を果たしています。代表理事の磯部 任氏は、現在の日本の研究環境において、国際的な競争力の低下や博士人材不足といった課題が存在することを強調し、研究と産業界の連携を深めることが今後の発展に不可欠であると述べました。

発表テーマと内容



今回の発表会では、レーザプロセッシング分野と塑性加工分野の2つのテーマに焦点が当てられました。どちらのテーマも、モノづくりの現場で非常に重要な役割を果たすもので、特に新しい加工技術の導入が進んでいます。

レーザプロセッシング分野


この分野の趣旨説明を行ったのは、近畿大学の吉田実教授で、レーザー光源による新しい加工の可能性について言及しました。また、大阪大学の余語覚文教授による特別講演では、100J/100Hzの高平均出力パワーレーザーに関する挑戦が詳しく語られました。さらに、京都大学の時田茂樹教授による「3~4μm中赤外域における高出力レーザの開発」や、千葉工業大学の小山勇也准教授による「Yb-Mg添加ファイバによる超短パルスファイバーレーザーの開発」など、先進的な研究成果が続々と発表され、会場は熱気に包まれました。

塑性加工分野


次に、東京大学の柳本潤教授が塑性加工分野に関する趣旨説明を行いました。この分野では、高速塑性変形と加工についての研究が注目されており、岐阜大学の山下実教授による特別講演では、衝撃接合技術の新たな挑戦についての事例が紹介されました。このように、研究者たちが最新の成果を持ち寄り、この分野の発展に寄与しようとする姿勢が印象的でした。

群馬大学の半谷禎彦教授は、「発泡アルミニウムの高速成形を実現する発泡直後のプレス加工」について発表し、熊本高等専門学校の井山裕文教授は「金属細線放電による水中衝撃波を利用したマグネシウム合金の張出し成形」についての研究を紹介しました。

参加者の声



参加者からは、「最新の技術に触れることができ、非常に有意義だった」との声が多く聞かれ、研究者と産業界の架け橋としての役割を果たす発表会の意義が実感されました。また、オンライン参加者からも、質疑応答を通じて積極的にコミュニケーションが取られており、IT技術を駆使した新しい形の発表会としての未来も感じられました。

おわりに



「2026年度 助成研究成果発表会」は、研究者と産業界の連携を深め、新たな技術の発展につながる重要な機会となりました。今後も天田財団は、地域と日本全体の技術革新に向けて、引き続き支援を続けていくことでしょう。次回の発表会がどのような成果をもたらすのか、今から楽しみです。

参考リンク


詳細な報告は、天田財団の公式ページに掲載されています。「FORM TECH REVIEW 2025 Vol.34」にも関連記事がございますので、ぜひご覧ください。 
天田財団公式ページ

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