フードロス削減の新たな取り組み
横浜市の一大拠点、横浜シティ・エア・ターミナル(YCAT)が新たにSDGsロッカーを設置し、フードロス削減に向けた新しい取り組みをスタートしました。このロッカーは、消費期限内のパンをお得に購入することができ、廃棄物を大幅に削減することが期待されています。
SDGsロッカーの特徴
YCATの第1ロビーに新たに設置されたSDGsロッカーは、横浜市内で8台目となります。設置開始日である2025年6月2日から、訪れる人たちは手頃な価格で専門店のパンを購入できるようになります。これにより、年間およそ2トンの廃棄物が削減される予定です。具体的には、横浜市内の上町カフェが提供する菓子パンや食事パンが、定価の約30%引きで販売される予定で、多くの人々にとって手に入れやすい選択肢となります。
パンとカフェ、地域とのつながり
上町カフェは、三ツ沢上町駅から徒歩2分の位置にあり、2019年にオープンした人気のパン屋です。子供たちに人気のある動物パンも名物で、白を基調とした心地よいカフェ内でお茶を楽しむことができます。SDGsロッカーへの参加は、余ったパンの問題を解決するだけでなく、上町カフェの美味しさをより多くの人に知ってもらうことも目指しています。
横浜市とSDGsの取り組み
横浜市は、SDGsの普及・促進に力を入れており、CO₂排出削減や食品ロス削減に向けた様々なイニシアティブを実施しています。SDGsロッカーの設置は、その一環として位置付けられており、地域住民や観光客が気軽に参加できる仕組みです。
YCATの利便性とアクセス
横浜シティ・エア・ターミナルは、横浜駅東口から徒歩3分の好立地にあります。成田・羽田空港へのリムジンバスをはじめ、全国各地への高速バスが発着するため、多くの旅行者が利用しています。この新しい取り組みは、こうした多様なバックグラウンドを持つ人々に、新しい食の選択肢と意識を提供します。
アルファロッカーシステムの背景
ロッカー設置を担う株式会社アルファロッカーシステムは、1964年に日本初のコインロッカーを製造・販売した、業界屈指のリーダーです。創業100周年を迎えた同社は、日々の暮らしの中で便利さを追求し、人とモノがより円滑に流通する社会を目指しています。
まとめ
この新たなSDGsロッカーの設置は、横浜市におけるフードロス削減の先進的な取り組みの一例です。ぜひ、YCATを訪れた際にはこのロッカーを利用して、地元の美味しいパンをお得に楽しみながら、SDGsに貢献してみてください。持続可能な社会に向けて、市民一人ひとりができるアクションの一つです。