新しいアートの形──「布が紡ぐ物語」
2025年7月24日から26日の間、横浜市青葉区のアートフォーラムあざみ野で、初めてのコラボレーション企画、イベント「布が紡ぐ物語—リユース×アートの可能性」が開催されます。このイベントは、地域の認定NPO法人森ノオトと横浜美術大学の協力のもと、アートを通じたリユースの新たな形を提示します。
意義あるリユース活動
「布が紡ぐ物語」は、リユース文化を基にした新しいアートの展開です。森ノオトが2017年に始めた「めぐる布市」では、地域の中心にある住宅に集まった古布が、さまざまな形でアップサイクルされ、販売・企画されてきました。今回は、その活動の一環として、特別コラボバージョンのイベントが行われます。普段は拠点で行われているリユースショップが、アートフォーラムあざみ野にて出張フェアを実施することになります。
このイベントでは、循環型社会の実現を目指し、環境意識の高まりに応える一つの形として位置付けられています。また、女性の活躍支援や文化芸術の振興、次世代育成の意義も含まれていますので、参加者はさまざまな視点からこのイベントを楽しむことができます。
イベントの魅力
会場は毎日10:00から16:00までオープンし、最終日の25日は15:30までとなっています。青葉区あざみ野南に位置するアートフォーラムあざみ野は、開放的な雰囲気を持ち、多くの人々が集まる場として親しまれています。このセミナールームや展示室など、複数のエリアで楽しめる内容が盛りだくさんです。
めぐる布市
1階のエントランスロビーでは、リユースした布や手芸用品の販売の他、横浜美術大学の学生たちが制作したオリジナルテキスタイルの販売も行います。さらに、親子で参加できる「ぬいぐるみ作り」や「リメイクポシェット」などのワークショップも用意されており、参加は簡単、予約も不要です。1,500円で楽しむことができます。
大人向けワークショップ
3階の生活工房では、大人向けにリユース布を使ったガウチョパンツ作りのワークショップを開催。参加者は「めぐる布市」でお気に入りの布を選び、実際に製作を行います。このワークショップは事前申し込み制で、料金は2,000円(布代別途)です。必要な道具を持参することで、スムーズに楽しむことができるでしょう。
作品展示
2階展示室では、横浜美術大学の学生たちによる「布×アート」作品や、めぐる布市のクリエイティブ部門の受賞作品が展示されます。特に注目したいのは、「めぐる布市」クリエイティブ部門の優秀作品が発表され、7月26日にはインスタライブも予定されています。
スペシャルトーク
また、同日には横浜美術大学の加藤良次学長によるトークショーも。テーマは「染色からみる布にまつわる話」で、入場無料・予約不要です。染色とアートの融合についての生の声を聞くことができる貴重な機会です。
最後に
この「布が紡ぐ物語」というイベントは、ただのギャラリー展示に留まらず、地域の交流や環境意識を高める架け橋となるイベントです。リユースの楽しさや出会いを通じて、新たな視点でアートを楽しむ場として、多くの方々に訪れてもらいたいです。
興味のある方は、ぜひアートフォーラムあざみ野に足を運び、特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。