横浜エリアにLimeサービスが新たに登場
Lime株式会社は、このたび横浜市での電動モビリティシェアサービスの提供を正式に開始しました。このサービスは、特に観光客や地元住民の移動利便性を高めるためのもので、観光名所である赤レンガ倉庫や大さん橋など、多くの拠点で利用可能です。実際に導入される車両は、座って乗ることができる電動シートボード「Limeラクモ」で、快適な移動体験を提供します。
クルーズ観光都市・横浜の背景
横浜港は2023年に日本で最も多くのクルーズ船が寄港する都市となっており、多くのインバウンド観光客が訪れています。しかし、そのほとんどが横浜を通過し都心や鎌倉方面に移動してしまうため、地元での消費が減少しているという課題があります。このため、横浜市内での移動をスムーズにし、観光客の地域内での回遊性を向上させることが求められていました。
eBoardとの提携
Limeは、地域の電動モビリティ事業を先導している株式会社eBoardと提携することで、これらの課題を解決するための新しい道を切り開いています。eBoardは港湾関連機関との確かな連携実績を持ち、他社ではアクセスが困難な地域にもポートを設置してきました。この提携により、Limeは軸となる観光拠点を使い、さらに進化させたサービスを展開することが可能になりました。
設置ポートの概要
横浜エリアには現在、以下の9つの拠点に63台のシートボードが設置されています。
- - 赤レンガ倉庫
- - 大さん橋国際客船ターミナル
- - 帆船日本丸・横浜みなと博物館
- - ナビオス横浜
- - エスカル横浜
- - 横浜マリンタワー
- - 横浜ハンマーヘッド
- - ローズホテル横浜
- - ウエインズトヨタ神奈川本社
これにより、観光客は観光地間を効率よく移動することができ、より多くの時間を横浜の魅力を楽しむことができます。
将来の展望
今後、LimeとeBoardは、観光客にとどまらず、ビジネスパーソンや地元の住民にも利用してもらえるよう、利便性、安全性を維持しながらサービスを拡大していく計画です。電動シートボード「Limeラクモ」は、特に女性や高齢者に好まれる設計が施されており、多様なニーズに応じた移動の選択肢を提供することでしょう。当初の議論から現在のスムーズな運用へと進展し、今後も地域のインフラとして浸透していくことが期待されています。
Limeの特徴
Limeは、約30カ国で電動マイクロモビリティサービスを展開しており、日本では2024年からスタートしました。利用者は、アプリを通して近くのポートでシェアサイクルを予約し、目的地近くに置くことができます。これからも、Limeは環境に優しい移動手段としての役割を強化し、さらなる地域の発展に貢献していくでしょう。安全性や利便性を追求しつつ、多くの人々に利用していただけるモビリティサービスを目指します。
今後、Limeの電動モビリティサービスを通じて、横浜の観光地での回遊性の向上はもちろん、地域活性化にも寄与することを期待しています。