ZOOMS JAPAN 2025
2025-01-16 10:26:11

新進気鋭の写真家を発掘するフォトコンテスト「ZOOMS JAPAN 2025」ショートリスト発表

新進気鋭のフォトグラファーを輩出する「ZOOMS JAPAN 2025」



一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)が主催する「ZOOMS JAPAN 2025」フォトコンテストが、注目されています。このコンテストは、プロの写真家として国際的な舞台で活躍することを目指す新進気鋭の才能を発掘することを目的にしています。

昨年11月末には応募を締め切り、331点の作品の中から厳しい審査を経て、最終的にショートリストに選ばれたのは8作品です。このショートリストには、アイデンティティをテーマにした作品が揃い、各作家の独自の視点が反映されています。

ショートリストに選ばれた作品



ここで選出された8つの作品は、以下のとおりです。

  • - 佐藤幸浩: アノニマススケープ
  • - 柴田祐希: -family- gajog 가족 / kazoku 家族
  • - 竹腰隼人: 寂として
  • - 藤井ヨシカツ: ヒロシマ・グラフ – 永遠の流れ
  • - 松本成弘: 自分に話す
  • - 宮田草介: 川
  • - 村岡亮輔: COLONY
  • - 村上賀子: Known Unknown

これらの作品に共通しているのは、「アイデンティティ」というテーマです。柴田祐希は自己のルーツに迫る一方、佐藤幸浩はその奪取という視点からアイデンティティの問題を探求しています。宮田草介は、すべての人間が同一の源から生まれたことを、凍りついた白い風景の流れの中に表現しています。

写真を通じた意識の探索



藤井ヨシカツは広島の記憶を通して、戦争がもたらした影響を描き出しています。また、村岡亮輔は物体を人間と同じように扱い、それらの存在が新たなルールに基づいてハイブリッドな形になる様子を表現しています。村上賀子は家庭における女性たちを捉え、個性の形成が顔や体との関係によってどう変わり得るかを問いかけます。

竹腰隼人は個々の記憶をシュールな風景に置き換え、松本成弘はデジタル技術を駆使して子供時代の思い出を時を超えた表現に再構築しています。これらの作品群は、現代社会における自己の位置づけと役割を探求する姿を浮かび上がらせており、同時に疑念や不安、恐れといった感情が色濃く映し出されています。

グランプリ発表と特別展示



グランプリ受賞作は2025年2月21日(金)に発表される予定です。また、受賞作品は、CP+ 2025の会場で展示されるほか、パリで行われる「Salon de la Photo」にも展示されます。さらに、グランプリ受賞者はフランスの写真界の人々と交流する機会が与えられます。特に、ZOOMS JAPANは国際的なプラットフォームとして、日本の写真家の可能性を広げる試みが期待されています。

おわりに



「ZOOMS JAPAN 2025」は、ただのコンテストにとどまらず、受賞者たちの可能性や新たな視点を広げるきっかけとなるイベントです。今後の発展に目が離せません。


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