シェフラーとアルストム、鉄道業界で提携を深化
2026年9月24日、ベルリンで開催中の世界最大級の鉄道技術見本市「InnoTrans 2026」において、モーションテクノロジーのリーダーであるシェフラーがフランスの鉄道大手アルストムとの戦略的パートナーシップをさらに強化しました。この重要な合意は、「Alstom Alliance™」の枠組みでの協力を拡大することを目指しています。
提携の背景と目的
シェフラーとアルストムは、地域型車両や通勤電車、路面電車、地下鉄車両向けの製品やソリューションにおける協力を強化することで、持続可能なモビリティの実現を目指しています。この提携により、両社はお互いの技術や専門知識を活かし、顧客のニーズに応じた高品質のサービスを提供していく考えです。
Schaeffler AGのベアリング&インダストリアルソリューションズCEO、サスチャ・ザプス氏は、「私たちにとって、アルストムは鉄道車両市場における極めて重要なパートナーです。お客様の競争力向上に貢献するため、アルストムとの関係を深化させていく」と述べています。
Alstom Alliance™の具体的な取り組み
「Alstom Alliance™」は、厳選されたパートナーと共に、鉄道業界向けに革新性があり、信頼性の高い持続可能なソリューションを提供することを目的としています。2014年の結成以来、両社のエンジニア陣は特に製品開発とサステナビリティ分野で協力を強化してきました。これにより、機関車や高速列車のベアリング技術に関する開発が進められています。
アルストムの最高調達責任者ナタリー・サン=マルタン氏は、「シェフラーとのパートナーシップは、戦略的協業がイノベーション、競争力、サステナビリティの向上に寄与する事例です」と強調しました。
リマニュファクチャリングセンターの設立
持続可能な鉄道運行を支えるために、シェフラーとアルストムはリマニュファクチャリングの新たな拠点を設立する計画があります。「InnoTrans 2024」において協業の強化に合意した際にはすでに、アルストムをパイロット顧客として大規模なベアリング再生を行うリマニュファクチャリングセンターの設立が進んでいます。
シェフラーの鉄道事業グローバル統括責任者、ミヒャエル・ホルツァップフェル氏は、「この地域拠点は将来的に世界規模で展開する予定です。持続可能な資源活用を推進し、再生ベアリングの品質を保証する仕組みを整えていきます」と述べています。
未来への展望
シェフラーとアルストムが結んだこの提携は、持続可能な交通手段の実現に大きく貢献するでしょう。さらに、リマニュファクチャリングセンターの全国展開は、持続可能な資源の使用へとつながる可能性があります。鉄道業界におけるイノベーションを先導するこの二社の動きは、今後のモビリティの在り方を劇的に変えることでしょう。