環境に優しい未来を創造する若者たちの挑戦
横浜市が主催した「ヨコハマ未来創造会議」によるFUTURE DEMODAY 2024が、令和6年12月21日と22日の2日間にわたり開催されました。このイベントは、2027年に予定されている国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)を見据え、次世代のリーダーとなる大学生や若手社員が集まり、持続可能な社会を目指すためのアクションを発信する場となりました。
約150名の若者たちが参加し、環境問題に対する認識を深め、解決策を模索するための活動を行っています。令和6年度の成果を発表するFUTURE DEMODAYには、タレントである秋元真夏さんをはじめとしたメンターや応援パートナーが参加し、未来への期待が高まる中での実施となりました。
イベント概要
FUTURE PITCH(12月21日)
この日のプログラムは、数々の若者たちによる発表が行われ、開会挨拶では山中竹春市長が若者たちの努力を称賛し、さらなる社会の変革を期待するメッセージを送りました。続いて、分科会リーダーたちがそれぞれの活動の成果を発表し、午後には車座トークが行われ、参加者同士の意見交換も活発に行われました。
- - 開会挨拶: 山中市長が若者たちの努力を称賛。
- - 発表ピッチ: 5つの分科会が、それぞれの活動内容を報告し、メンターからのフィードバックを受ける。
- - 車座トーク: 若者たちがタレントとともに、今後の社会貢献へ向けた意気込みを語る。
- - 授賞式: 最も優れた活動に対し、GREEN×CAPTAIN賞が授与されました。
FUTURE EXHIBITION(12月22日)
2日目は、横浜ワールドポーターズにて展示会が開催され、延べ約250名が来場しました。灰色の社会から脱却し、環境に優しい取り組みを共有するための展示やデモンストレーションが行われ、来場者からの活発な意見も寄せられました。さらに、「エコミニバッグ」ワークショップも同時進行され、参加者が環境に配慮した作品作りに挑戦しました。
- - 展示: 若者たちの活動成果とアイデアを紹介。
- - ワークショップ: 環境に優しい商品のデコレーションを体験。
若者たちの取り組み
今回は、若者たちが各自異なる分科会に分かれ、持続可能な社会を実現するための提案を行いました。
1.
サステナブルツーリズム: 横浜の観光における環境負荷を軽減するためのガイドブック作成を進行中。
2.
生物多様性: 中区でプレイベントを実施し、ノウハウをまとめたハンドブックを作成。
3.
海上農業: 海水で植物を育てる可能性を探るデータ分析を行っています。
4.
自然体感イベント: 自然との接点を増やす情報発信媒体を作成し、イベントの実施を目指しています。
5.
フードサーキュラー: 給食の環境負荷を低減するシステムを試作し、アプリ開発への取り組みを進めています。
次世代を担う若者たちが集結したこのイベントは、持続可能な未来に向けた具体的な一歩を踏み出すための重要な機会となりました。彼らの活動が広がることで、地域社会や企業との連携が強化され、未来の環境保護に繋がることが期待されます。今後の取り組みに注目が集まります。