親子で共同制作したツリーハウスが戸塚に誕生！災害時の避難所へ

横浜市戸塚区に誕生したツリーハウス

神奈川県横浜市戸塚区に、災害時に利用できるツリーハウスが完成しました。このプロジェクトは、幸和建設工業株式会社が地域の親子と協力して行ったもので、災害時のペット同行避難や子どもたちの安全確保を目的としています。子どもたちやペット連れの家族が気軽に訪れることができる居場所を作ることが、この取り組みの根底にあります。

この活動は2019年に始まり、これまでに「こどもと犬の遊び場（508 DOG RUN）」の提供や、様々なイベント、ワークショップの開催など、地域コミュニティのつながりを育むための取り組みが行われてきました。最近では、親子ワークショップが開催され、参加した多くの家族がプロの指導のもと、共に汗を流してツリーハウスを完成させました。

ツリーハウスの特徴

完成したツリーハウスは、木のぬくもりを感じられるデザインで、普段は子どもたちの遊び場として利用されます。しかし、いざという時には災害時の避難所として機能することも視野に入れています。子どもたちが遊びを通じて心安らげる場所として、多くの思い出を作ることができるでしょう。

このプロジェクトは、子どもの育ちや自然との共生、環境教育に特化したNPOや事業者と連携して進められています。また、地域ケアプラザや町内会とも協力しており、地域全体での取り組みがなされています。幸和建設工業は今後も、地域に根ざした安心と交流の拠点の形成に尽力し、「誰一人取り残さない」という防災・減災のビジョンを実現することを目指しています。

参加した家族の様子

ワークショップに参加した親子たちは、木材を組み立てながらコミュニケーションを深め、家族の絆を再確認する貴重な時間を過ごしました。参加者は、子どもたちが思い思いのアイデアを出し合い、デザインを考える姿が見られました。また、プロの指導を受けながら道具の使い方を学び、実際に手を動かすことで、完成までのプロセスを楽しむことができました。

地域への影響

このツリーハウスの完成は、地域住民にとっても大きな意味を持ちます。平時からの人とのつながりを深める場が、災害時には避難所としても役立つということで、安心感が高まります。子どもたちがこの場所で遊び、学ぶことが、将来的には地域の防災意識を醸成することにつながると考えられています。

この取り組みを次のステップへと繋げるため、今後も幸和建設工業は地域の声を反映しながら新たなプロジェクトを模索し続けます。最後に、このツリーハウスが地域の人々にとっての憩いの場となり、未来の世代へと続く大切な空間になることを願っています。