塑性加工発表会
2025-06-17 14:57:26

2025年に開催された「塑性加工助成研究成果発表会」の魅力と意義

塑性加工助成研究成果発表会の開催概要



2025年5月15日、神奈川県伊勢原市にある公益財団法人天田財団は、「第22回 塑性加工 助成研究成果発表会」を姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」で盛大に開催しました。この発表会は、塑性加工分野及びレーザプロセッシング分野に関する研究成果を広め、社会実装を目指すための重要なイベントとして位置づけられています。

開催の背景と目的



発表会のテーマは「鍛造を用いた材料プロセス開発」とされており、過去に助成された研究の成果が数多く取り上げられました。また、これは「2025年度塑性加工春季講演会」とも連携して行われ、ハイブリッド形式(会場参加とオンライン視聴)で開催されました。参加者は合計143名を数え、熱気溢れる会となりました。

重要な発表内容



発表会は、天田財団の代表理事、伊藤克英氏による挨拶から始まり、京都大学名誉教授で天田財団の理事である北村憲彦氏が趣旨説明を行いました。この後、特別講演に東京大学の柳本潤教授が登壇し、「鍛造を用いた材料プロセス開発」というテーマで貴重な知見を示しました。

次に、さまざまな研究者による助成研究の成果報告が行われました。具体的な講演内容は以下の通りです:

  • - 東京大学・御手洗容子教授:1500t鍛造シミュレータを使ったTi合金の組織と疲労特性についての研究。
  • - 香川大学・松本洋明教授:航空機エンジン用Ti-6246合金の革新的な鍛造プロセスなどに関する発表。
  • - 兵庫県立大学・鳥塚史郎特任教授:超微細粒鋼のせん断加工面の特徴に関する研究結果。
  • - 大阪大学・松本良准教授:鍛造の際のねじり振動の影響についての講演。

さらに、企業講演も行われ、山陽特殊製鋼株式会社の研究員、山田麻由氏が「CAEを活用した鍛造プロセス改善の取り組み」の事例を紹介しました。これにより、学術界と産業界の連携が一層深まることが期待されました。

参加者の反応と今後の展望



発表会の参加者からは積極的な質問や意見が寄せられ、活発なディスカッションが行われました。このようなイベントは、研究者たちにとって自身の研究成果を発信し、他の研究者や業界関係者と交流する貴重な機会でもあります。

今後も天田財団は、塑性加工やレーザプロセッシング分野における研究開発を支援し、発表会を通じて新たな知見と技術の普及に努めていく所存です。

参考情報



◎ 詳細については、天田財団のホームページに掲載されている「FORM TECH REVIEW 2024 Vol.33」をご覧ください。
天田財団ホームページ

また、冊子の希望者は「天田財団 冊子 お申し込みフォーム」から無料で入手が可能です。
冊子申し込みフォーム

このように、塑性加工分野における研究開発は社会にとって重要な意味を持つものであり、今後の研究活動にも期待が寄せられています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

関連リンク

サードペディア百科事典: 助成研究 天田財団 塑性加工

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。