訪日外国人向けフィットネスを簡単に「GYMHOP」始動

新たなフィットネスの選択肢「GYMHOP」

株式会社HOPPERSが提供する「GYMHOP」は、訪日外国人旅行者向けに、フィットネスジムのビジターチケットを販売するサービスです。2024年4月からの試運転を経て、本格的な運用が2025年6月に開始されることが発表されました。コロナ禍を経て、国外からの旅行者数が急増する中、彼らにとって便利なフィットネス環境を提供しようとするこのサービスの意義は大いにあります。

日本のフィットネス状況

旅行者数の増加に伴い、彼らの運動ニーズへの対応が求められています。日本に来る外国人旅行者の多くは、日常的に運動を取り入れているため、フィットネス利用の需要が高いです。しかし、日本の多くの宿泊施設ではフィットネスジムがないため、短期滞在にもかかわらず運動ができないという状況が続いていました。これを解消するために「GYMHOP」は登場しました。

「GYMHOP」のサービス内容

「GYMHOP」の特筆すべき特徴は、月額の会員登録が不要な点です。旅行者は、ビジター利用として手軽にジムを利用でき、1回ごとの利用が可能ともなっています。これにより、気軽にフィットネスに親しむことができ、旅の合間に健康維持が可能になります。

さらに、多言語対応を進めており、特に英語を中心に多様な言語で情報が提供されているため、外国人旅行者が安心して利用できる環境を整えています。また、スマートフォンを使って簡単に購入から決済まで行えるため、手続きもスムーズです。

多様なジムが参加

「GYMHOP」には、一般的なフィットネスジムの他にも、ヨガスタジオや武道、格闘技ジムなど幅広い施設が参加しています。このように多様な選択肢があることで、旅行者は自分の好みに合った運動ができます。

参加施設へのメリット

このサービスの導入により、フィットネス施設側にも多くの利点が生まれます。新しい収益源の確保やオフピーク時の稼働率向上が見込まれ、また外国人旅行者をターゲットにしたマーケティングが可能になります。さらに、SNSを通じて彼らからの発信が行われることで、施設の国際的な認知度も向上します。

今後の展開

「GYMHOP」は、このサービスを通じて、2026年3月末までに全国100施設、2027年3月末までには500施設以上への拡大を目指しています。また、ホテルとの連携も強化し、宿泊者へのサービス提供を進める計画です。代表者は、「旅行者が日本滞在中も健康的なライフスタイルを維持できる環境を提供したい」と語っています。