創薬提携の進展
2025-11-14 16:53:26

PRISM BioLabと小野薬品、創薬提携初回マイルストンを達成!

PRISM BioLabと小野薬品の創薬提携が進展



2024年4月、株式会社PRISM BioLab(以下、PRISM BioLab)は、小野薬品工業株式会社(以下、小野薬品)との間でガン領域における創薬に関する提携契約を締結しました。この提携によって、両社は共同で新たな治療法の開発を進めています。最新のお知らせによると、PRISM BioLabはこの契約の初回マイルストンを達成し、一時金を受領することが確認されました。

この提携契約における内容は、PRISM BioLabが独自に開発した低分子ペプチド模倣技術「PepMetics®技術」を活用し、小野薬品が提案する創薬の標的に共同で関与するというものです。特に、がん治療における新たな候補化合物の創製を目指すという目的のもと、両社は緊密に協力しています。

プロジェクトの進捗状況



PRISM BioLabと小野薬品の共同研究プロジェクトは順調に進展しており、既に提携契約で設定された研究段階のマイルストンを達成しました。この成功により、PRISM BioLabは小野薬品からマイルストン達成の一時金や共同研究費を受け取ることが決定しました。これらの資金は、PRISM BioLabの2031年9月期の事業収益として計上される予定です。

また、共同研究費については、具体的な金額は開示されることはありませんが、PRISM BioLabの直前会計年度における売上高の80%に相当する規模であるとされています。このことは、両社の提携がいかに重要であるかを物語っています。

今後の展望



PRISM BioLabは、今後も小野薬品との良好な関係を保ちながら、共同研究プロジェクトを引き続き進める意向を示しています。これにより、ガン領域における新薬の開発が加速されることが期待されています。PRISM BioLabの代表者である竹原大氏は、この最初のマイルストンを達成できたことに喜びを表し、次の段階へ向けた研究に全力で取り組む決意を示しました。

このプロジェクトは、PRISM BioLabが持つPepMetics®技術の成長の可能性を示す重要な成果であり、今後の中長期的な企業価値の向上に寄与するものと見込まれています。PRISM BioLabは、従来の創薬手法では対応が難しい標的に対する研究において革新的な成果をあげるべく取り組んでおり、このプロジェクトはその一環です。

PRISM BioLabの概要



PRISM BioLabは、2006年に設立され、神奈川県藤沢市に本社を構える企業です。独自に開発したαヘリックス・βターン模倣技術を駆使し、低分子を用いたタンパク質間相互作用の制御による新薬開発を目指しています。特にがんや線維症領域において、多くの成功を収めており、国内外の大手製薬会社との提携も行っています。

参照リンク



今後もPRISM BioLabの動向に注目が集まる中、新たな創薬の発表が待たれます。


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