『こどもストーリー』受賞
2025-11-10 14:49:30

AI保育ソリューション『こどもストーリー』が第10回1EdTech Japan賞を受賞

AI保育ソリューション『こどもストーリー』が受賞



株式会社ベネッセスタイルケアグループと株式会社コドモンが共同開発した保育AI「こどもストーリー」が、この度第10回1EdTech Japan賞の優秀賞に輝きました。これは、テクノロジーを教育に活用し、特に保育現場において教育の質向上に寄与したための称賛です。

『こどもストーリー』の意義


保育業界では、児童票や要録の作成が大きな負担となっています。これらの記録は、日々の観察やデータを基に一人ひとりの成長をまとめるため、多くの時間と労力を要します。「こどもストーリー」は、AI技術を活用して保育記録「保育ドキュメンテーション」を解析し、保育者の業務を軽減することを目的としています。このサービスにより、保育者はただの記録作成を超え、より質の高い保育に集中できるようになります。

このAIは、子どもたちの成長を「5領域」や「10の姿」といった多角的な視点から要約することができ、保護者とのコミュニケーションも円滑にします。結果として、保育の質が飛躍的に向上することが期待されています。

受賞の背景


受賞者は、「こどもストーリー」の開発チームを代表し、感謝の気持ちを述べました。「この受賞は、日々本サービスを支えてくださる先生方のおかげです」と強調し、AIが保育の質を高めるツールとしての役割を果たすことに信念を持っています。

「こどもストーリー」は、AIを活用し、日々の育ちを「点」ではなく「線」として捉え、一人ひとりの成長の物語として紡ぎ出すことを目指しています。これにより、保育者の作業負担を軽減しつつ、子どもたちへの理解をより深め、質の高い保育を実現する道筋を描いています。

プロジェクトの展望


このAIは2026年1月より「こどもストーリーβ版」として、試験的に利用が開始される予定です。また、今後2年間で先着200施設に限定した特別プログラムが提供されることが決まっています。これにより、保育現場での実用性や精度の向上を目指していきます。

その上で、「こどもストーリープロジェクト」を通じて、多くの保育者と連携しながら、子どもたちの健やかな成長を支えるための取り組みを続けていく意向を示しています。

業界への影響


教育テクノロジーの革新は、今後の教育のあり方を大きく変える力を持っています。「こどもストーリー」は、保育現場のデジタルミッションを加速させ、AI技術を通して新しい教育体験を提供することを目指しています。このような取り組みがさらに多くの場面で活用されることで、保育の未来が拓かれることでしょう。

このように、AIを活用した保育の新しい道筋が開かれた今、地域の若い保育者たちも、インスピレーションを受けつつ、新たな挑戦を続けていくことが期待されます。今後の「こどもストーリー」の進展から、目が離せません。特に、保育の質を向上させるためにAI技術がどのように役立つのか、その実証が進むことを楽しみにしています。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: ベネッセ コドモン こどもストーリー

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。