岡山大学の新技術
2026-06-07 17:15:22

岡山大学、革新的なヘリウム回収技術を導入し研究活動を強化

岡山大学、革新的なヘリウム回収技術を導入



岡山大学は、新たなヘリウム回収技術を導入し、研究活動がより効率的に行われる環境を整えています。本取り組みは、持続可能な研究を目指して行われており、特に医療研究において重要な役割を果たすことが期待されています。

背景と目的



岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として、技術と資源の共有を促進するためのプロジェクト、通称「中四国・播磨ヘリウムリサイクル事業ネットワーク(HeReNet)」を立ち上げました。このネットワークの下、学内ではMRI装置からのヘリウムガスの回収が重要な課題となっています。特に、薬学部に設置されている小動物専用のMRI装置でガス回収ラインが設けられていないため、このプロジェクトはその解決策を提供するものです。

新システムの導入



2026年5月28日から29日にかけて行われた作業では、ヘリウムガスを効率的に回収するための新しいシステムが導入されました。具体的には、ヘリウムガス回収用圧縮機やガスバッグを活用し、MRI装置からのガスを一度に多量に回収できるガスバッグ集合配管ユニットが設置されました。このユニットは、複数のバッグを同時に接続することで、ガスの回収効率を大幅に向上させることができます。

実施内容



作業は、28日をかけて行われ、MRI装置と新たに導入したガスバッグを接続するための作業を実施し、約24時間にわたりヘリウムガスを蓄積しました。29日には、回収用圧縮機の試運転を行い、その後、実際にヘリウムガスの回収が開始されました。この取り組みは、フェーズ1として位置づけられ、今後はさらに拡張する計画が進められています。

将来の展望



上田教授は、このプロジェクトが地域の研究活動を支える「限られた天然資源である液体ヘリウム」のリサイクルと安定供給の構築に大きく貢献することを強調しました。岡山大学は、この取り組みによって近隣の大学や研究機関、企業と連携し、研究と開発活動を一層拡大することを目指しています。また、ヘリウムは現在100%海外からの輸入に依存しているため、国内でのリサイクルと供給体制の構築は経済安全保障の観点からも極めて重要だとされています。

また、次世代のヘリウムユーザー育成を目的としたプログラム「HeliSET」の開発も進められており、これらの取り組みは「“He3”(スリー)プロジェクト」として一体的に進められています。このプロジェクトによって、岡山大学は地域中核・特色ある研究大学として、全国的な研究力の向上とイノベーション創出に挑戦し続けることが期待されています。

まとめ



岡山大学が新たに導入したヘリウム回収技術は、地域の研究環境を支える重要なステップとなりました。今後の進展に目が離せません。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 研究開発 ヘリウム

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。