第5回森下泰記念賞受賞者:根本慎太郎教授
公益財団法人テルモ生命科学振興財団は、医工連携や融合領域において卓越した業績を上げた研究者を称えるため、「森下泰記念賞」の第5回受賞者として、大阪医科薬科大学の根本慎太郎教授を選定しました。この賞は、医療機器や再生医療技術の発展に寄与する人材を顕彰するものであり、今後の期待も込められています。
根本教授の業績は、特に小児の先天性心疾患治療において高い評価を受けています。彼が開発した「心・血管修復パッチ」は、自己組織再生を促し、成長に合わせて伸展することができるため、再手術の必要性を減少させることが期待されています。このパッチは、日本企業が培った技術を駆使し、医療ニーズを考慮した上で実用化されたもので、臨床の現場から生まれたニーズに基づいています。
根本教授は、医師としての経験を基に、医工連携の重要性を強く訴えています。彼の取り組みは、現場の声を産業界や研究機関と共有し、さまざまなステークホルダーを結集させることで、医療技術の実用化を促進しています。こうした医工連携モデルは、今後の医療発展において非常に重要な役割を果たすと考えられています。
受賞理由
根本教授が森下泰記念賞を受賞した理由は、彼が解決を目指した医療ニーズの未充足にあります。特に、小児医療における心・血管修復パッチの開発によって、医療経済性の向上や患者のQOL向上に寄与することが期待されているのです。このような成果は、根本教授が古くからある技術と新たなアイデアを融合させた結果です。
彼は現在、海外展開にも力を入れており、日本発の医療技術を世界に広める取り組みを続けています。また、国内市場における新規医療機器の開発支援にも着手しており、これからの医工連携のさらなる発展に向けて貢献する姿勢が見られます。
授賞式と記念講演
授賞式と記念講演は、2026年3月11日(水)に経団連会館にて開催され、ハイブリッド形式で行われます。世界中からの参加者がWeb配信を通じて無料で視聴可能となっており、医療技術の発展への興味を持つ多くの方々にとって意義深いイベントとなるでしょう。
この記念賞は、健全な医療技術の発展を促進し、多くの優秀な人材の参入を期待するために設立されました。受賞者には正賞と副賞として1,000万円が贈呈され、これによりさらなる研究が期待されます。
結論
根本慎太郎教授の受賞は、医工連携の重要性を再認識させる出来事です。彼の業績は医療分野における新しい可能性を示し、今後の医療技術の発展に大きな影響を与えるでしょう。このような優れた研究者の活躍を通じて、私たちは健康で豊かな社会の実現を期待しています。
さらに、森下泰記念賞が日本国内での医工連携と橙の質の向上に寄与することを心より願ってやみません。これからも多くの研究者が、この分野に挑戦し続けることで、医療の未来が一層切り拓かれることを期待しています。