株式会社アマダが新しい金属加工機器を海外市場に投入
神奈川県伊勢原市に本社を置く株式会社アマダは、海外向けファイバーレーザマシン「ORSUS-3015AJe」およびベンディングマシン「SRB-1003」を開発したことを発表しました。この新しい機器は、2025年6月より順次、北米や欧州、アジアの市場へと投入される予定です。
板金加工に特化した高性能機器
板金加工業界においては、各地域の産業構造に応じた機器が求められるため、アマダは世界市場向けに特別に設計されたマシンを提供します。「ORSUS-3015AJe」では、3070mm×1550mmという最大加工寸法を持ち、3kW、6kW、8kWの出力オプションを搭載。最新のNC装置「AMNC 4ie」の導入により、初めて使用する顧客でも容易に操作できる設計となっています。そしてこのマシンは、低重心キャレッジを採用することにより、高速かつ高品位な加工が可能です。
革新的なベンディングマシン
「SRB-1003」は、優れた加圧能力を持つベンディングマシンで、曲げ長さは3110mm。左右独立制御油圧シリンダー及びナチュラルクラウニング機構を組み合わせたことで、高い通り精度を実現しています。また、安全装置や作業改善をサポートするオプションを充実させたことで、初めて使用するお客さまも安心して操作できる設計になっています。
アマダのグローバルネットワークを活かす
アマダは、ハイエンドからミドルレンジまでの豊富な製品ラインナップを持っています。今回新たに投入するファイバーレーザマシンとベンディングマシンを製品群に加えることで、さらなる市場シェアの拡大を目指しています。特に、アマダのグローバルネットワークを活用することで、新規顧客に対してスピーディーな対応や供給が可能になるため、販売促進を加速させる狙いがあります。
持続可能な製造への貢献
アマダは、モノづくりにおける総合的な生産性向上をお客さまと共に進め、金属加工産業全体を支援する姿勢を持っています。デジタル技術を駆使した工場全体の最適化、自動化、環境負荷の低減に対応するソリューション提案を進めることで、社会的な課題解決に貢献し続けます。
株式会社アマダは、新しい技術と戦略を通じて、金属加工業界の未来を形成する重要な役割を果たしています。新たな機器が提供する高性能を活用することで、企業が抱えるさまざまな課題に応える姿勢を固めていくことでしょう。是非この機会に、アマダの最新マシンに注目してください。