横浜竹林研究所、ハマチクラボの新しい挑戦
横浜の竹林を活用した地域貢献活動を展開する一般社団法人横浜竹林研究所(通称:ハマチクラボ)が、ウェブサイトの公開とオンラインショップの開設を発表しました。これにより、竹林のウィークポイントである「放置竹林」を地域の活力源として活用し、人と地域のつながりを生み出すことを目指しています。
竹が抱える社会課題
日本の竹は古くから生活の中で利用されてきましたが、プラスチック製品にその席を奪われ、放置竹林が増える一方です。また、都市部では竹が無秩序に成長し、環境問題や災害リスクの要因とされていることもあります。特に、横浜のような都市地域では竹が畑や住宅に被害を及ぼす事例も少なくありません。これらの問題を解決するために、ハマチクラボは「竹を活かした新しい農場」を目指し、この取り組みを始めました。
事業内容の多様性
ハマチクラボが実施する様々な事業は以下の通りです:
- - 放置竹林の整備:地域の人々と協力し、都市型竹林の整備を行います。筍掘りやメンマ造り、竹炭づくりなどの活動を通じて、人々が集う場を作り出します。
- - ハマのメンマ:横浜の18区で伐採した幼竹を使用し、地元産食材のプレーヤーとコラボレーションして新しいメンマを製作。地産地消の文化を広めています。
- - ワークショップ:竹林整備に気軽に参加できるワークショップを開催し、地域の人たちの交流の場としています。
- - コンサルティング:竹林整備や食材活用に関するコンサルティングサービスを提供し、各地の竹林の価値を引き出します。
このように、同研究所は地域とのつながりを強化しながら、竹林の持つ可能性を多角的に引き出しています。
オンラインショップの開設
新たに開設されたオンラインショップでは、ハマチクラボが手がける「ハマのメンマ」を購入できるようになりました。代表理事の小林氏の母が営んでいた「小林惣菜店」の味を受け継いだオリジナルメンマを始め、金沢区の八味辣油味や、都筑区の椎茸トマト味など、地域独自の素材を活かしたメンマが揃っています。
オンラインショップは
こちら からアクセスできます。多くの人に「美味しく食べて竹林整備」を体感してもらうことが、さらなる竹林の価値を生み出す第一歩です。
参加を呼びかける
ハマチクラボでは、地域への貢献に賛同する人々を募集中です。賛助会員やサポートメンバー、さらに「ハマのメンマパートナー」として竹林の管理に参画することができます。地域とのつながりを強め、竹林の整備を共に担うことで、竹林を新たな地域資源として育てていくことが可能です。参加方法については、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。
結論
横浜竹林研究所が描くビジョンは、竹を通じて人と地域をつなげ、新しい価値を創造することです。新設されたウェブサイトやオンラインショップを通じて、誰もが気軽にこの取り組みに参加し、竹林の価値をより多くの人々に広めていくことが期待されます。
ぜひ、その活動に注目して、実際に参加してみてはいかがでしょうか。新しい地域貢献の形を、一緒に見つけていきましょう。