脱炭素社会へ!
2026-06-17 17:39:43

神奈川県の脱炭素社会実現へ向けた新プロジェクト始動!超電導線の開発革新

神奈川県の脱炭素社会実現へ向けた新プロジェクト



神奈川県に本社を構える日本超電導応用開発株式会社が、県が実施する『令和8年度神奈川県カーボンニュートラル研究開発プロジェクト推進事業』に採択されました。このプロジェクトでは、2050年に向けた脱炭素社会の実現を目指し、国内外のカーボンニュートラル関連技術の開発が求められています。

プロジェクトの概要


このプロジェクトでは、同社が国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)と共に開発した『しなやかな超電導線』を用いて、核融合炉向けの低損失コイルの開発に取り組みます。この研究開発は2027年3月まで続けられ、その成果が期待されています。
詳しい補助金情報はこちらから確認できます。

技術の特長


日本超電導応用開発株式会社が開発した極細超電導線は、通常の銅線のように柔軟で、変動磁場の中でも発熱が少ないという特長があります。一般的な超電導線は、テープ状のものや太い形状が多く、扱いにくいという課題がありますが、同社の技術はこれらの問題を克服しています。特に、2026年には『MgB₂極細R&W線を用いた世界最小コイルへの超電導通電に成功』する成果を上げており、注目を集めています。

今回の研究開発の目標


今回のプロジェクトでは、核融合実験装置での課題である変動磁場下での発熱を直径1メートル級のコイルで実証する予定です。この研究が成功することで、2030年頃には核融合実験と同等の構造での実証試験を行うことを計画しています。これは、エネルギー分野におけるカーボンニュートラル実現に向けた重要な一歩といえるでしょう。

CTOのコメント


同社のCTO、中山武氏は、「本超電導線は銅線に匹敵する柔軟性と取り扱いやすさを持ち、超電導応用製品の設計に大きな自由度をもたらします。昨年度は、その機械的柔軟性を検証するために小型コイルの試作と評価を行いました。今回のプロジェクトでは、交流磁場における損失低減、すなわち変動磁場下での発熱特性の実証に挑みます」と述べています。

日本超電導応用開発株式会社の紹介


日本超電導応用開発株式会社は、『超電導応用技術でグローバルサステナビリティに貢献する』というミッションのもと、世界で最も細くてしなやかな金属間化合物の超電導ワイヤーの製造と応用製品の開発に取り組んでいます。2023年2月に設立され、NIMSの成果活用ベンチャー第1号として新たな一歩を踏み出しました。

公式ウェブサイトはこちらです。 今回のプロジェクトが、未来の持続可能なエネルギー社会へと結びつくことを期待したいです。


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