春の訪れを祝う山翠楼の特別な夕食
神奈川県の静けさ漂う湯河原町に位置する「奥湯河原温泉・山翠楼SANSUIROU」では、2025年の春を記念した特別な会席料理を提供しています。3月1日から始まった「春のおもてなし夕食膳」では、文豪たちに捧げる料理が盛りだくさん。その創作料理の数々が、湯河原町の春の風景を彩ってくれるのです。
春の食前酒で宴のスタート
最初にお迎えするのは、山翠楼オリジナルのカクテル「ダンデライオン~春のそよ風~」。このカクテルは、映画監督・伊丹十三の名作『タンポポ』からインスパイアを受けた一品です。ジンとライチリキュールの上品な甘さがマッチした後に、底に沈むタンポポ茶のシロップを加えることで、香ばしさが引き立ちます。これで宴の幕開けがより特別なものとなります。
お花見ステーキ御膳
次に登場するのは、強肴として提供される「お花見ステーキ御膳」です。美味しい和牛サーロインのステーキは、焼き石で自分好みの焼き加減に調整できます。山葵や岩塩はもちろん、特にオススメしたいのが、料理長が手がけた3種類のソースです。つつじ色ワインソース、梅肉ソース、そしてシャリアピンタマネギソースは、四季折々の花にちなんで名付けられ、印象的な味わいを引き出します。
さらに、ステーキに添えられる「炙った湯河原みかんとモッツァレラチーズ、生ハム、ベビーリーフのサラダ」は、甘味としょっぱさが絶妙に絡み合います。もう一品の「桜海老の冷製お花見スープ」は、ほんのりトマト味で、桜の花びらを浮かべた見た目にも華やかな仕上がり。これらの料理は、春の訪れを感じさせてくれます。
文豪たちをモチーフにしたデザート
デザートは「湯河原ゆかりの文豪・作家をモチーフにした甘味スイーツと日本の銘茶めぐり」。太宰治が愛したシュークリームや、桜に人生を捧げた庭師の物語から着想を得た桜のアイスクリームなど、四人の文豪にまつわるスイーツが並びます。
それぞれのスイーツに込められた意味は深く、特に甘夏のパンナコッタには、谷崎潤一郎の詩がインスパイアされています。見た目にも美しいこのデザートが、心に響く一瞬を提供します。
春の食材をふんだんに使用
山翠楼の春のお献立は、旬の食材を最大限に活かした料理が揃っています。料理長が選ぶ新鮮な地元の海の幸を利用したお造りや、昆布出汁にこだわった温かいお椀、さらに自家製引き上げ湯葉などもあり、どれも「春」を感じる豊かな味わいに仕上げられています。
最後に
奥湯河原温泉・山翠楼SANSUIROUへ是非お越しくださいませ。春の訪れを満喫し、豪華な会席料理とともに、心地よい温泉でリフレッシュするひとときをお楽しみいただけます。皆様の心温まる訪問を心よりお待ち申し上げております。